ファイ・ブレイン 神のパズル2#9「笑顔の真実」

 サブタイトル「笑顔の真実」とか一見して綺麗な言葉なのに、フリーセルさんまじ病ンデル。の証の笑顔であったとは……。
 それにしてもフリーセルというか神谷浩史の鬼気迫る演技ったら。思わず背筋がぞわっとするほどの、病んだ哄笑。見事でした。
 そんな通常営業のファイブレです。

 リンク・スライダー最終戦の決着に相応しく、様々な意味で見応えがあり、見ていてテンション上がりまくりでした面白かった。
 仲間達が全員、ちゃんと役割を果たしているところが(ある意味、第1シリーズのラストよりも、全員が貢献していたんじゃないだろうか……)大変に燃え燃え。

 タッグ形式を提案してカイトをフォローするギャモン(安易にデレや照れに落とし込まず、あくまでも沈着な提案をしているあたりがいいんだなー)、前回は勝ち星をあげた上、引き続きカイトを癒してくれるアナ、情報を収集し解析結果をもって事態の収拾を図るキュービック、そしてそして、やっとヒロインらしいヒロイン力の見せ場を得たノノハさん。やったね!感涙ものだよ!
 後衛として解析と連絡役を務めた軸川先輩も、ディスられたダメージに負けず。学園長は何しに出て来たのか分からないけど、渋いからとにかくよし。いや後に続く者たちを見守りに来たんですよね、うん。

 でもって、迷いを振り切ってパズルに挑むカイトが、とても良い表情をしていて、格好良かった。
 仲間の力を得て、それが力となったことが、しっかりと表出されていて。ねぎらったり、感謝したり、その一言が、見ている方としても凄く嬉しいし、気持ちいい。
 パズルに勝利し、ギャモンとともに物凄いドヤ顔をするのも、笑っちゃったけど本当に爽快感がありました。ルート学園組、最高だよ。

 しかしキューちゃんは解析解析って何を解析しているんだろうと思ったら、オルペウス・オーダーの存在と腕輪との関係性を調べていたのか。それがカイト復活の決め手となるとか、そこまで先を読んで情報収集&解析をしていたとか、凄すぎるよキューちゃん。流石の天才少年。
 で、フリーセルとルークの相似から明らかになる、狂気の正体。そこに潜む危険。とりあえず、カイトの精神的危機は去りましたが、オルペウス・オーダーの皆さんの身体やら精神やらが心配です。
 ルークレベルに病んでしまっているのはフリーセルだけ、のようですが、逆に言えば全員がプチルーク状態になる可能性もあったわけで、うわあ想像するだけで怖いよ怖い。

 オルペウスの腕輪とオルペウス・オーダーについては、鶏が先か卵が先か、みたいな話になってきましたが(フリーセルの母親についてだけは、卵が先と断じて良いのだろうけれど)、さらに真の黒幕らしいクロンダイクという人物も登場して、話はきっちり加速していきます。
 伏線を張りつつ消化しつつ、キャラクターの見せ場を作りつつお遊びも入れつつ。物語としてのしっかりした構造を持っている。何よりもそこが好きなんだな。

 次なる展開は、と思ったら、来週は水着回かよ!エレナ様は第1シリーズに引き続き、NHKの限界に挑戦して下さるのかしら。素晴らしい。

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ファイ・ブレイン~神のパズル オリジナルサウンドトラック Quebra Cabeca
 ファイブレの魅力のひとつに、とても特徴的なBGMがあると思いますが、今回の話では殊にクライマックスでの使われ方が格好良かった。帰り道に聴くと、いい感じにテンションが上がります。
 サントラ第二弾は出ないのかなあ。第2シリーズで追加BGMとか、ありそうなんですが。来週、エレナ様の新曲が出たりしたら、それもコミで。

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