ヨルムンガンド#7「African Golden Butterflies phase.2」

 前後編、決着。思ったより長く引っ張らなかったんだなあと。

 二元中継的な進行を見せるのは、物語に緊張感を与えて飽きさせず、よい感じでした。これによりキャラクター同士のすれ違いも発生するあたりも、楽しいお約束。
 結局、陳はココを抱え込みたかったというだけなのか。そして撥ねられたら即座に殺そうとするとかずいぶんと短絡的に見えてしまって、前回の大物感が台無しですよぅ。

 ところで、先週の時点では、Dr.マイアミこと天田南の研究を巡って対立しているのかと思っていたので(それを察知したから、ココとの約束も反故にして蝶探しに出かけたのかと)、この話の転がり方はわりと予想外でした。
 バルメの過去の因縁も解決には至らない、どころか殆ど判明しなかったし、いろいろなものが集約されるというよりは、いろいろな伏線がばらまかれた、物語の準備が推し進められた、という印象。ショコラーデという新キャラクターの登場も含めて。

 陳とも当然再戦はあるだろうし、天田南の再登場もあるだろうし。今後に繋がる重要キャラクターとして、頭に入れておきませう。といったところでしょうか。

 そうそう、ショコラーデいいキャラですのう。とぼけた、というか天然入ったような言動が、だいぶ癒し系。スケアクロウのウザさを素敵に緩和しつつ、逆に魅力をも引き出してくれそうな。コンビでも単体でも、今後の出番に期待したいところです。

 しかし考えてみたらこの作品、女性キャラってほぼ全員が「とぼけて」いるか「天然入って」いるような気がしてきた……バルメだって、ココに対する態度があれだし。ねぇ。

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 お話が錯綜してくると、原作を読みたい衝動に駆られますね。まさにメディアミックスの思う壺状態。しかし完結してから読むのもまた良いものだし、というか分割2クールなら今読んでしまうといろいろと微妙かもしれない、という気が。悩ましい。

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