機動戦士ガンダムAGE#32「裏切り者」
なんかすっかりマブダチ化しているウットビットが実にアレですね。とてもアレです。という冒頭。
何につけても、まず記号的な人間関係が先行する。だから、ドラマがドラマを語れない……のかなぁ。
まあ、そんな和やか（？）な雰囲気の序盤は、艦内風景やら何やら。食い意地張ったお子様がちょううっとうしかったです。っていうか、ロボットアニメでそれは死亡フラグだ！注意しろ！
ユノアとウェンディがだいぶ癒しでした。ユノアは、このアニメにおいて貴重な、良識ある大人として描かれているようで、安心して見ていられる枠に入ってくれるかな。家系のことを考えると安心どころじゃないですが。
ウェンディは無駄に悩んだり悲劇に浸ったり不思議ちゃんしたりせずに、前向きに、自分が出来ることを自分の手の届く範囲でやっていて、良い子だなあと。三世代のヒロインの中では、いちばん真っ直ぐでまともなんじゃないでしょうか。
対するヒロインである（違う）艦長ちゃんは、その頃、お説教タイムなのでした。
フリットは相変わらず命令系統を乱しまくり、というか、普通にアドバイザーになるとか、だいぶめっそりしちゃいましためっそり。どんな権限があるんだろう。
艦長がんばれ艦長。お説教に負けるな。いつかフリットを見返すんだ！
で、スパイ行為が露見。特定もあっという間に完了。
おおかたの予想通り、シャナルアが病気の妹の為に……という。もう、この後の展開も含めて、予想というか、紙に書いて貼ってあるレベルでバレバレでしたが、それだけにミスリードの可能性もあるかな、だったらいいな、と一縷の望みを持っていたのだけれど。
ちゃんとした大人の女性キャラ、貴重なのになあ……。
そして出奔。ここは、キオが初めてフリットに逆らうという一点が、肝になるのかな？と思ったのですが。どうだろう。今回はその後について描かれていないからなぁ。
フリットを盲目的に敬愛しているキオが、己の足で立つ第一歩になるか。
……そんな細かいことのために、安易な悲劇を背負わされたシャナルアというキャラクターの存在意義に、思いを馳せたりもするよ。
あと、妹はどうなっちゃうのかなあ。フォローしてくれるのかなあ。
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