LUPIN the Third 峰不二子という女#6「愛の牢獄」

 ガチ百合回だと思ったら実はガチホモ回だったでござる。ニンニン。

 オスカー、君の未来が見えないよオスカー。というか、そうか、今まで、オスカーというフィルターがあったがために、銭形の描写がフラットに見えていなかった、という可能性があるのか。
 思えば銭形が渋くハードボイルドに決めている(ように感じられた)シーンは、たいていオスカーが傍に居たっけ……。
 面白い描き方です。

 禁断の園に、女装に、騙しあい。睦みあい。サブタイトル「愛の牢獄」とか。銭形に対するオスカーの偏執的な愛情とか。
 女子高ノリは若干サービス過剰ながら、とことん行くところまで行っちゃってて、なかなかにチャレンジング。
 いっそこれ、少年達にしちゃったら。面白かったかも。ギムナジウムですよギムナジウム。名前もオスカーだし、ってまさか狙って「オスカー」なのか!?などと考えてしまうわたくし、24年組少女マンガは小さい頃のバイブルでした。妄想乙。
 でも意外にイケてないですか男装する不二子とか。想像したら超イケメン。

 毎回毎回、方向性がてんでんばらばらで、作品の統一が出来ていないのか、と思っていましたが、1クールの半分まで来てやっと理解しました。
 これ、多分、あえて方向性、作品性を揃えていないんだ。
 一話ごと、違う世界を作り出しているんだ。

 そう考えると、特徴のあるアクの強いビジュアルは、逆に言えば、記号だけで強引に「同一の世界である」ことを保つための武器、なのかも?

 いろいろ深読み、面白いです。いずれにせよ、興味深い作品。

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LUPIN The Best
 しかしアクの強さに中てられて、昔のルパンが懐かしくなったりならなかったりなったり。そういう時の処方箋として、こちらは如何でしょう。TVシリーズ、劇場版、TVスペシャル初期のテーマまで網羅のテーマ音楽集。「ルパン音頭」の収録が!気になる!マモー編大好きです。

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