ヨルムンガンド#5「Vein」
ココの兄、キャスパーの登場。そして、ヨナの過去と、名前と、現在に至った経緯。
再会に回想を交える形式によって、重さと緊張がたびたび良い感じにほぐされ、辛いながらも見ている者には何処かしら安心感のある、見やすい過去編でありました。
元少年兵ということで、ヘビーな過去を背負っているんだろうなぁと思っていましたが、期待（……期待？）通りの暗鬱さ。
ただ、もう少しマルカとの交流や、心情の描写を、深くやって欲しかったかなあ。ヨナの復讐心が燃え上がる過程を、とっくりと描いてくれたら、さらに感情移入して見ることが出来たと思う。
いずれにせよ、子どもが死ぬのって嫌ですね。子どもが戦うのは、もっと嫌だけど。
ともあれ、ココの部隊へと入るに至った経緯と理由について知ることにより、ヨナが当初なぜあんなに頑なだったのか、理解が深まりました。そりゃあねえ、交換条件による人身御供のような形で契約したんだったら、いきなり楽しく仲良くやれって方が無茶でしょう。
しかし、どんどん溶かされているのは事実で。
それは果たして良いのか、悪いのか。
得られなかったココの答えは、果たして如何なるものだったのか。
考えると、ちょっと……いや、かなり怖いですが。
ヨナの未来に幸多かれと、願わずには居られない。
死なず、戦わず、生きていける道があればと。
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格好良いですよねぇOP。今期は良OPが多い。
OP＆ED、BGMと、音楽面での盛り上げが万全なのも、このアニメの魅力のひとつ。個人的には一度聞いたら忘れられない予告BGMが……もう、耳に残る残る。
