Fate/Zero 2ndシーズン#16「栄誉の果て」
綺礼の「高揚しているのか」が「恋をしているのか」に聞こえた腐った耳の持ち主はワタクシでございます。
……いや、ちょっとときめいたのは確かだけどさぁ。いや、いやいやいや。空耳って怖いね!
2ndシーズンは、怒涛の展開が毎週続くのかしらかしら。勢いと緊張感が同時に在って、見ていて心臓に痛くも面白い。
ランサー組三人揃って仲良く(?)退場の巻でしたが、どちらかというと、切嗣の外道っぷりの方が目立っていた回でありました。
セイバーとランサーの正々堂々とした(けれど見ていてどこかしら違和感のある……茶番じみて見えてしまう)決闘。
その影で交わされる取引。
ケイネスはちょっと、あれだな。人間くさすぎたんだな。
傲岸な振る舞いや、誇りを語りながら時に卑怯なやり口、許婚にだけは甘くなるあたり。それらすべてが、正と負の両面において人間らしい。
人間らしい人間、には、クリアできないゲームであるのかもしれない。聖杯戦争。
切嗣とセイバーの会話は、重くありながら、まあどっちもどっちだよなぁとしか思えなかった。
結局、どちらが正しいと決められるような問題では無いし。人類全体が、長い長い時をかけて答えを探し続けて、未だ得られないものであるし。
けれど、あえて己の中に答えを持ち、それを貫き続けるふたりの姿は、やりきれなく思いつつもとても魅力的ではありました。
結局は鏡に映した姿。
切嗣と、セイバー。
彼らと、我々。
しかし聞きしに勝る退場っぷり。次は誰が消えるのか、戦々恐々としております毎回。
とりあえず、ライダー組は、出来るだけ最後のほうまで残ってくれますように……。
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なにこれ可愛い。裏がウェイバーになっています。5月発売予定。最近はキャラクターグッズのあらかたがAmazonで買えるようになっちゃって、有り難い。でも、アニメショップ店頭で現物を見て買うのも、捨て難い。「きみにきめた!」的な楽しさというか何というか。