LUPIN the Third 峰不二子という女#3「淑女とサムライ」

 先週とはうってかわって、分かりやすいストーリー、ちょこちょこと挟まれるギャグ、登場人物がみな情が先に立つ前面に出た作り、と、とても見やすいエピソードでした。

 しかし五エ門……次元はあんなにも渋くキメキメだったのに、なんというヘタレ、なんというちょろさ。
 つまらぬものしか斬ってないし(どんだけ脱がせまくるのかと)、「可憐だ……」とか「ふじこちゃん」とか、定番の台詞がわりと安易な感じで使われていて、なんだかなー。

 日本語としておかしい箇所もあったりして、いろいろと首をかしげる脚本でありました。また匿名の三次五子だったらイラッとするなぁとか思いつつEDでチェックしたら、今回はちゃんと名前クレジットされてました。うん。元から苦手な人だった納得。

 とか文句垂れてますが、普通に面白かったです。先週の次元の回よりもだいぶ気楽に見ることが出来たし、人情ものになっているのも、見ていて肩入れしやすかったし。
 五エ門はかわいいやつ。ってことで、いいんだな。いいんだ。

 思えば、第1話から第3話まで、すべて微妙に雰囲気が異なっているというのも面白い。
 スタイリッシュな絵作りでまずはどぉんとイメージを打ち出して、その個性の強烈さでもって同一性を保ちつつ、実は物語の中身は様々であり別物である、だなんて。考えると、凄く面白いじゃないですか。
 脚本が毎回違う人なのも(第2話は分からんけど)狙ってやっているんだったりして。

 とりあえずルパン一家の紹介編が終わり。次回は銭形紹介を改めてやって、その後がどう展開していくか。
 気になります。見守ります。

amazon link

ルパン三世 Master File [Blu-ray]
 40周年記念のメモリアルアイテム。要するに、BD/DVDムックとでも思えば良いかと。
 ドキュメンタリー風の総まとめ、旧キャストでの(おそらく)最後の新作アニメーション、キャストインタビュー、パイロットフィルムやOP・ED集など、盛りだくさん。ルパンの大ファンならずとも見たい、欲しいと思える内容ではないでしょうかっていうか普通に見たい、欲しい。やばい。

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村 アニメ感想ブログ