Fate/Zero 2ndシーズン#15「黄金の輝き」

 2ndシーズンになって、さすがに展開が速い。
 そして半端ないクオリティの戦闘シーン、堪能いたしました。正直、先週はいまひとつ何が起こっているのか分かりにくかったんですが(というかアーチャーとバーサーカーの空中戦が)今回は分かりやすく、セイバーの必殺技が、これでもかとばかりに派手に格好良く描かれていて、眼福でございました。

 英霊達が協力しての、キャスター退治劇。燃えシチュエーションなんですが、その合い間に挟まれる時臣と雁夜、雁夜と綺礼の対峙の苦さがまた、何とも言えず。でもって雁夜はまだ退場しないのか……もう許してやれよ。と言いたくなってしまう……よ……。見ていて辛い。

 キャスターがやっと退場したことについては、やれやれとほっとしたんですが。しかし今わの際にあんな幸せな境地に至るとか、なんだか釈然としない。これは龍之介もそうでしたが。

 知ってはいたんだけれど。この作品、決して、悪が裁かれるとか、善は報われるとか、そういうものじゃないってことは。

 そんな中で一服の清涼剤が、ウェイバーとライダーであります。
 ライダーにつままれるウェイバーかわいいよウェイバー。
 終始一貫した言動であり、また、登場人物でほぼ唯一まともな感性を持ち合わせている(現代での常識には欠けるけれど)ライダーというキャラクターは、本当に魅力的。
 ラストでのアーチャーとの会話も、ぎりぎりの線で緊張をはぐらかす様が実に大人で、見ていて頼もしくも痛快でした。
 セイバーの在り方を挟んで、全く異なるメンタリティの持ち主であることが示される仕掛けも、とても良かった。
 やっぱりセイバーがヒロインって気がするよなあ。これだと。

 ともあれキャスターが去り、残された陣営。残された時間。
 どう過ごし、どう在り、どう去るのか。興味津々であります。

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 セイバーさんのお姿が凛々しくも麗しい、2ndシーズのOP曲。音楽担当として梶浦由記を迎えられたことは、この作品にとって、大きな恩恵だろうな。とか、ふと思ったり。

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