スマイルプリキュア!#9「うそ〜!やよいちゃんが転校!?」
前回の予告で想像した通り……いや、想像以上のヒドい(面白い、という意味で)回で、いろいろと堪能しました。
しかし可愛いなぁ全員可愛い。全員がボケだけど可愛いよ。
基本的にすべての行動が善意に則っているから、でしょうね。これは、ちっちゃい子が見るアニメにおいては、とても大事なこと。
敵役であるアカオーニも愛嬌があって、空気が読める奴で、見ていて怖くない。バッドエンドに云々のバンクシーンだけはちょっと怖いかもしれませんが(子ども視点で、ね)、それは行為が怖いのであって、アカオーニ自身は怖くない。
すごく優しい、心配りの行き届いたつくりだな、と思います。
脳内ちびやよいが可愛くてやばかったけれど、同時に、やよいって引っ込み思案なようでいて、実は頭の中ではぐるぐるぐるぐると考え込む、考えすぎてすぐに言葉に出来ないタイプである、ということも示唆していて、なかなか面白かった。同時に「実は腹黒」説も補強されてしまった……などと思ってしまうのはワタクシが汚れているからですねスミマセン。
というか、悩んでいる間に、無理矢理にでも声を出して遮って誤解を解いちゃえよ!とは誰もが思うことでしょうが……そこはそれ、お約束。
なにげない嘘がどんどん雪だるま式にふくらんでいってしまうあたりは、笑える状況ながら、若干の怖さをも含んでいて、本日エイプリルフール当日にこういうネタをこういう切り口でやることは、真摯に「子ども向けアニメ」に取り組んでいるのだと感じさせてくれます。
若干教育的指導になっていますが、お説教くささは欠片も無いのが、うまいところ。
最終的に、他のメンバーも嘘をついて、お互いさま!という落としどころに持っていくことと、きらいは嘘で好きだよ。に持って行くところも、基本ながらうまい流れで、思わず感心してしまったですよ。
みゆきがメインらしく事態をまとめていたのも、だいぶ嬉しかった。みゆき←他メンバーを基本とした上で、個々のつながりも作って言って欲しいなぁと思うので。
そういう方向性で行くのか、どうか。次回、あかね回を見たら、分かるかな。
楽しみです。
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なんじゃこりゃー。こんなコンサートやってたのかぁ。プリキュアの主題歌に加えて、クラシックの名曲。主題歌を歌っていた歌手は分かるとして、声優が出演者にクレジットされているのは、どういうことなんだろう。合い間に小芝居でも挟んでいたのかな。いろんな試みが為されているのですねぇプリキュア。