宇宙兄弟#1「弟ヒビトと兄ムッタ」（新）

　原作既読。わりと好きですが、もう少しペースアップして話を進めて欲しいなーと思う次第。
　で、アニメ版もどうやら、原作と同じく、ゆったりしたペースで進みそう。忠実と言えば忠実。4クール予定という噂があるので、じっくりと進めていくのかな。

　ともあれ、序盤の印象は、スーパー平田広明タイム。
　しかし日々人のKENNもやけに良い感じだったり、おかんが田中真弓だったり、来週登場のあの人が池田昌子だったり、何この豪華すぎる声優陣。
　ストーリーは丁寧に丁寧に六太のひととなり、置かれた状況を説明して、原作既読だと目新しさは無いけれど、とにかく誠実に作られている感。
　背景の美しさにも、それは如実に現れていて、ことに序盤、兄弟の探検シーンでの自然が素晴らしかった。久しぶりにこんな美麗な、まさしく「美術」の仕事を見た気が……深夜アニメとか、背景なんてあればいいんだろ。って意識の作品が、最近多すぎますから。取り込んでほぼそのまま、とか。書き割りだろこれ、とか。ね。

　閑話休題。
　えーと……本当に原作そのままに作られていて（読み返していないので細部については分からないけれど、多分かなり忠実）下手すると原作を読めばアニメは見なくてもいいかな、と思ってしまいそうなところ、声優の演技と音楽、背景の美しさとで、アニメでも見るべきかな、と思わせてくれる作品になっている、と感じました。
　そして、OPとEDが素晴らしかった。これだけのために毎週見てもいい、と思わせてくれる。

　そんなわけで、感想はだいぶ薄めになるかもしれませんが、書いていくことにします。
　アニメならではの表現を楽しみつつ、さらりと見ていく予定。であります。

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宇宙兄弟（1） (モーニングKC)
　原作コミック、現在17巻まで発売中。ほんと、のんびりというかゆったりした進行の作品ですが、クライマックスも何度か有り。面白うございますよ。
　物語開始当初は六太にスポットが当たっていますが、中盤以降は、宇宙「兄弟」の名に相応しく、日々人のエピソードもけっこうあって、それがまた良いです。単純なエリートじゃない、いいキャラしてます。