未来日記#23「契約不履行」

　わー……こういう展開するのか。いろいろとびっくり。

　面白かったことは確かなんですが、なんかこう、解せぬ……と、呟きたくなったのは何故だろう。
　ループしていた、という説明には、予想外かつ納得のいく説明であったことよりも先に、場外乱闘のような違和感を抱いてしまうというか。
　素敵な異世界ファンタジーだと思っていたら、実は未来の地球だったんだよ！と設定バレされた時のような。分かりにくい例えですいませんすいません。

　結局、神となった時に行使できる力について、明確なルール化がなされていないから、に尽きるんだろうな。
　生き返らせることは出来ないけれど、記憶を維持したまま時間を遡ることは可能とか……可・不可のラインが何処にあるのか、直感的に分かる理由が欲しいです。

　この作品自体、物語の開始当初は、未来日記というアイテムや、限られた人数など、公明正大なルールに則ったサバイバルものだと思って見始めたんですが、とにかく後だしルールが何でもありすぎて、次第に真面目に見なくなったんだよね。そういえば。
　それでも勢いとヤンデレヒロインの最高峰たる由乃のパワーだけで、ゆるり面白く見ることが出来るあたりは、とても力のある作品と思うのですが。

　ともあれ、怒涛の真相バレ回でありました。
　由乃の真実は痛々しいものでしたが、何よりも一番痛かったのは、このゲーム開始以降ずっと一緒に居た「由乃」なのに、雪輝さんがまたもあっさりと心を離してしまうところでした。もうね、まるで成長していない。

　それにしてもこの物語、どう収拾するんだろう。
　死んだ者は生き返らないし、もう一度時間を戻しても意味は無いし。どうでもいいけど死者を生き返らせることは不可能と知った雪輝が、両親のことしか気にしていないのは酷いんじゃないでしょうか自分が殺した他の人とか友達とか日記所有者たちはどうしたの……うう。

　まあ、あとしばし。最後まで付き合いましょう。
　ほんと、どう収拾するか、気になるし。また力技で終わってしまいそうな予感もぷんぷんしますが……。

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　秋瀬或、好きだったなぁ。再登場しないかなぁ。もう何でも有りなんだからいいじゃん？死んだのだって無しにしようよ無しに。雪輝さん風に言うとチャラにしようよチャラに。