機動戦士ガンダムAGE#20「赤いモビルスーツ」

 ゼハートの新機体お披露目、ゼハートの仮面姿お披露目、ゼハートのお兄ちゃんお披露目(えっ)、豪華三本立て。
 仮面=ペルソナ召還もとい装着ということですね分かりました。

 実際、仮面を着けることにより、人格とまでは行かずとも言動が変わってしまう、というのは有り得ることなので、描写として結構面白かったと思います。
 ゼハートというキャラクターの持っていた甘っちょろさが、仮面装着によってだいぶシェイプされたというか。目を見せないことって、アニメキャラであっても、こんなにも大きいんだな……とか、そういう観点で感心してしまった回でした。
 それはデシルへの態度でも顕著。
 というか、デシルの病みっぷりはどうなの、っていう。いわゆるあれですね、ハリウッドの子役が成長すると残念になっちゃうような、そんな毀誉褒貶。
 今後、ヴェイガン陣営をどんな感じに引っ掻き回してくれるのか、楽しみ。そして、デシルは、ユリン関連において重要な役割を果たしているゆえに、フリットの鉄面皮を突き崩す鍵となりそうな存在であることも、大事なポイントかなあと。

 ゼハートの掘り下げ、デシルの再登場のみならず、今回は、アリーサかわいいよアリーサとか、ウルフおっさんくさいよウルフとか、そこかしこにキャラクターの言動や個性を楽しめるシーンがありました。そのへんで、なかなか良回だったのではないでしょうか。

 アリーサの可愛さはほんと異常だった……逆セクハラなのに爽やか、がさつになりそうでならずに「女の子」しているギリギリのライン。ディケとのやりとりも、あざとくなる一歩手前でがさつさという味付けが効いているという隙の無さ。うっかり死なないでねお願い。
 ウルフのおっさんくささも異常だった……食事のシーン、椅子をよっこらしょって感じで跨いで座っているのね。こういう所作でおっさんくささを演出するとか、AGEにあるまじき(すいませんすいません)丁寧さ。OPでの描写が不安ですが、うっかり死なないでねお願い。

 モビルスーツ戦もゼハートの新機体お披露目戦ということでなかなか派手に動いて、見応えがありました。
 相変わらずな軍規のヌルさ、ブリッジの緊張感の無さは気になりますが、けっこう面白い部分も増えてきて、見ていて退屈はしないものになってきている気がします。

 いろいろと期待。
 期待しすぎないように期待。

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 レビューでもなかなか好評のゼイドラ、HG。というかガンプラ好きな層ってマメだなーと思います。発売後、アニメの登場や活躍とは関係なしにすぐに購入して、組み立てて遊んでレビュー書いて。こうやって関連商品を検索していて、HGでレビューがついてないことって、ほぼ無いんですよ。面白い。

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