未来日記#17「家族割り」

 え、家族割りって、家族が割れちゃうって意味ですか……?
 天野家の場合、既に離婚という形でもって「割れて」いたわけですが、さらなる決定的な一撃が下される。
 それも、外部からのものではない。
 内から、割れゆく。

 いろいろな意味で見ていて心穏やかでいられない回でした。
 唯一の救いは、関智一の熱演で魂の込められたマルコ。本当に熱い漢らしい叫び。ちょっと完二に聞こえたことはひみつだ。

 7thのふたりの過去エピソードは、まあ、なんというか。とりあえず、この手の「ありがちな重い過去」は、あんまり好きにはなれない、かなあ。
 見ていて、どうしようもなくリヴァイアスを思い出しました。あれは、閉鎖空間での積もりに積もった鬱憤がきちんと描かれていたから、やりきれないながら説得力がありましたが。
 あんまり安易に使わないで欲しいネタだと思います。つうか作品内でも6thと被っているし。

 ともあれ、そのあたりの事情を知らずとも、雪輝と由乃にとって、何か思うところはあったことでしょう。あった……ら、いいな。

 しかし、愛について考えを深める間もなく、さらに大きな衝撃が雪輝に降りかかる。
 母親の死、それだけでも厳しいのに、殺したのが父親とか、どれだけの十字架になってしまうことか。

 思えば初手から追い詰められてばっかりだな。
 不幸すぎる主人公……その始まりは、未来日記所有者となったことよりも、由乃に愛されたこと、なのかもしれません。
 いつか本当に来るのか。ハッピーエンドは。

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 ジャケットの無駄な怪しさったら。しかし今となってみると、この頃はまだのんびりしていた……ような気がしてしまう未来日記マジック。いや幼児(?)とガチバトルとか、のんびりってレベルじゃねーですけどね!

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