ちはやふる#17「みちこそなけれ」
冒頭のナレーション、どっかで聞いたことのある声だなーと思ったら水島裕とか驚いたってレベルじゃねーぞ!
並みいる運動部の中、健闘どころか優勝してしまうかるた部さんまじパネェーっす。っす。
各々が新しく目標に向かって始動開始する、いつにも増して爽やかな回でありました。爽やか邁進の前に、あっさりと彼女を切ってしまう太一さんにもびっくりですが。
クイーンを目指す千早、A級を目指す太一&肉まんくん、昇級を目指すかなちゃん&机くん、と。なんつうか、こう、格差があるっちゃあるんですが、それよりも「個々のペースで頑張る」感の方がずっと強くて、ああ、自分の場所で、自分の力を出せるように頑張ればいいんだな、という気持ちにもなる。
しかし、一筋縄では行かないのが、なんですか。青春ってやつっぽくて、いいねぇ。むずむずうずうずする。
太一の懊悩がまたリアルで。恋もかるたも、他者に先んじたい。けれど、そんなことを考えてしまう狡さに、自己嫌悪に陥るとか。ほどよく人間的で、実に魅力的なキャラだと思います。うじうじくんだけど!
そして、各々の目標に向かいつつも、互いに鍛えあう、影響しあう。だから、部活には「みんなでやること」の楽しさがある。
悩む千早の姿に、さりげなく(?)アドバイスを贈る机くんとかなちゃん、のシーンが秀逸でした。
この部ではいわゆる二軍だけれど、個々の特性、特技といったものをちゃんと持っていて、武器にしている。それが発揮される瞬間って、楽しいよね。
そうそう。水島裕には驚きましたですが、女帝こと宮内先生に藤田淑子という大ベテランを持ってきているのも効いてるよなぁと思います。
こういう脇役にベテランを持ってくると、作品全体がぐぐっと引き締まるという、お手本のような存在感。
しかし藤田淑子さんというと、昔は、少年声にきゅんきゅんしていたものでした……。
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原作コミックも好調とか。良いことです。だからね、全国ネットで二期やっちゃってもいいのよ?
原作読めば済んでしまうからBD/DVDが売れない、とか言われていますが、アニメは原作の少女マンガっぽいえぐみを綺麗に消し去っていて、だいぶ見やすくなっていると思うです。そこが、独自の魅力。
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