機動戦士ガンダムAGE#16「馬小屋のガンダム」
えーと、救世主だから馬小屋、ってことですか？
フリットさん、夢見がちな性質は少年の頃のままなの……ね。
アセム編開幕。
いや、なんか、びっくり。面白かったです。学園ものらしさを醸し出している序盤、定型ながら、きっちりとアセムの人物像を説明するエピソードや台詞を散りばめてあって、金髪イケメンっぷりもあざとくも可愛くかっこよく、乙女回路的になかなかに好感が持てました。
登場から、正当な理由＆友人の為に怒っているというのがまず良かったし、部活動中、事故りそうになった時も、まず最初に友人の安否を気遣うあたりや、可愛い女の子にちょっとドッキリしちゃうあたりも、等身大かつ「いい奴」っぽくて、好感度高し。
しかも妹持ちですよ！妹持ちってことは兄属性持ちってことですよ！いろんな意味で素晴らしい……。
井上和彦ボイスを引っさげての大人フリットが、いや、困るくらい渋格好良くて、それもまた良い方向に予想外でした。井上和彦が声をあてるというのは聞いてはいたんですが、演技の深みが物凄くて、いやはや脱帽もの。
しかも登場してまず子安との会話とか、どんなご褒美。
神谷ボイスな銀髪キャラも女性人気が出そうだし、花澤ボイスなヒロインもなにやらえらく可愛いし、EDを見ると銀河美少年のごとき三角関係を連想してしまって期待高まるし。
唯一濁すのは、やっぱりバルガス……と、馬小屋のなんとかとなんとか。マリオとルイージが！素肌オーバーオールの変態になって！出てきた！とか思ってしまった。
どうして世界観を壊すキャラデザをあえて（だよね？）投入するのかしら。子ども向けにはビジュアルのインパクトが重要ってことかしら。
まあ、それは置いといて、ストーリーは、これが第一話だったら、ここまで叩かれていなかったんじゃ？とか思い、でもあの第一世代編があったからそう思えるのかな、とも思う、そんな出来。
子ども向けのガンダム、として、この滑り出しは十分にアリではないでしょうか。
馬小屋からガンダム大地に立つ、なあたりは、少々ツッコミ入れたくなりましたが、フリット編と比べたら、こまけぇこたいいんだよアニメだから！で済む範疇。
いや、これ、普通に先が楽しみになってきました。よかよか。
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BDの第1巻、いよいよ2月10日発売。レビューが大変なことになっていますが（168レビューのうち、星1が123個……）まあ推移を見守るのみ。というか、第一世代編と第二世代編、もう別扱いにしちゃえばいいんじゃないかな。と思う程度には、アセム編第1話、気に入りましたよ。
