スイートプリキュア♪#48「ラララ〜♪世界に響け、幸福のメロディニャ!」

 綺麗にまとまって、ヒロイン四人の魅力も存分に描ききったエピローグを添えて、よき最終回でした。

 冒頭、前回のハミィ引きが思ったよりも重くてびっくり。しかしそこでエレンの歌からハミィの心象風景へ、そしてみんなで歌う……という展開に繋がった時には、なかなか感慨深かったです。
 セイレーンを呼ぶハミィ。そういえば後半もずっとセイレーン呼びのままで、エレンとは呼ばずに通したのは、個人的にとても嬉しかった。
 四人で声を合わせた歌。
 結局、最終回、最後の最後まで、取っておいたんだなあ……四人で歌うシーン。
 ここで幸せのメロディを歌ってもいいのにね。と思ったんだけど、それはあくまでもハミィの役目として取っておくのか。
 そのへんのバランスの取り方が、最後までだいぶ謎でしたが、初志貫徹ということかな。

 幸せのメロディを歌うハミィ、そしてメイジャーランドの人々の復活と、高まりゆく演奏。
 このへんはそつのない作り。というか、演奏中に石にされたのは、ここですぐに伴奏をつけさせるためでもあったのか、というメタな見方をしてみたりして。
 個人的には、トリオ・ザ・マイナーがセイレーンを慕って(?)いたのが描かれ、たいへん嬉しゅうございました。
 ハミィとセイレーンの元からの強い友情もたびたび示されていたし、セイレーン好きとしてはいろいろ満足、ご褒美のような最終回。

 ラストの、変身バンクと「成長」との重ね合わせも、なかなか美しかったし。ノイズあらためぴーちゃんを「悲しみも含めて受け止める」というのも、考えさせられるテーマでした。

 ……これで、シリーズ通してきちんとテーマを訴え続けてきていたなら、感動もひとしお。に、なったと思うんだけどな。

 その場その場の盛り上がりという一点においては、高いテンションをきっちり保ち続け、それは最終回においても同じでした。
 刹那的に見たり、飛ばし飛ばし見てもその話をその時に楽しめる、という意味では、成功しているのでしょう。

 個人的には好みにあわなくて、だいぶ辛口になったりもしましたが、とりあえずセイレーン絡みのエピソードのあたりはとても面白かったし、全体に綺麗な色調、音楽をモチーフにしたことによるきらびやかさな少女らしい世界には、とても楽しませてもらいました。

 一年間、おつかれさまでした。

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 おつかれさまさま。こうして見るとほんとはなやかで可愛いデザインであったなあ。このフリフリヒラヒラを戦闘で動かすのはさぞや大変だったことでしょう。
 キュアビートの変身シーンは大好きだったなあ。単体での変身バンク、とっとけばよかったなあ。
 歴代プリキュアの変身シーンだけ集めたBDとか出してくれないもんでしょーか。普通に買う。即買う。

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