夏目友人帳 肆#5「過ぎし日の君に」

 少し前のやさぐれ髪ぼさぼさ夏目がかわいく見えてしょうがないんですが、これは病気でしょうか。病気ですかやっぱり。

 前回とは違った方向でこの作品の定番と云えるであろう、夏目の辛い過去→その浄化、というエピソードでした。

 前半はユリコ視点、後半は夏目視点というザッピング構成が良い感じ。
 しかし夏目のフラグクラッシャーっぷりは唖然呆然レベル。前半だけ見ていると、これ、ユリコが主人公の素敵少女マンガのプロローグとしか思えないのに、思えないのに。
 メガネっこユリコさんかわいかっただけに、勿体無い。ああ勿体無い。

 妖怪二体もそれぞれにいい味を出していて、それぞれにヒトに対する気持ちを持った存在で(まあ、相容れないのだけれど)見ていてほんわかほんわり。
 ことに黒鎌の妖怪のツンデレさびしんぼうには、思わずときめきを。結果として夏目を追い出すきっかけになった=別れのトリガーを引いてしまったあたりは、うっかりどじっこ属性だな、うん。
 とかなんとか。

 少し真面目に語ると、「人恋しさ」を体現しているあたりが、夏目とオーバーラップして、より切なさを増していたのかもしれない。
 あるいは、人を思って別れに繋がってしまう、そのあたりが。

 次回もなにやら楽しそうなお話。
 いいよいいよー。月曜日の癒しだよー。

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 BDのジャケット。空気感が前面に出ていた三期に比べると、とてもシンプルで、しかし優しい雰囲気。でも1巻がこのイラストとすると、どういう路線で進んでいくんだろう。

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