ファイ・ブレイン 神のパズル#16「断罪の迷宮(ラビリンス)」
待望のギャモンさんお当番回、うはうは言いながら見ました。
期待通りの出来で、たいへん満足であります。
しかしギャモンさん回と思ったらちゃっかり軸川先輩回も兼用だった、という。
ルークとのチェス戦、なかなかに緊張感がありました。そして、ルークに対してもぎりぎりのラインで「先輩」を保つあたり、軸川先輩まじ軸川先輩。
これでカイトの仲間たる三人、それぞれが愚者のパズルに挑戦する回が終了したわけですが。
お約束でひとりずつ当番が回ったけれど、決してワンパターンに感じることなく、きっちりと三人三様の試練の描かれ方となっていたのが素晴らしかった。
ただなんとなく仲間っぽくつるんでいる、だけではなく、一度突き崩してくれるのは良いよねぇ。良いよなぁ。
今回の、ギャモンの場合。初期からソルヴァーとしてカイトと張り合っていたキャラクター。しかしいつでも一歩先を行かれてしまう、一歩上を行かれてしまうことにより、無意識のうちに鬱屈は相当溜まっていたと思われるので、ここで切り込んでくれたのはたいへん美味しゅうございます。
月と太陽。ガリレオの唱えた地動説。考えるとわりと切ないですけれど。
ここまでずっと、カイトに対するルークの因縁が物語の根幹に横たわるものとして描かれていますが、真の意味での「ライバル」は、実はルークではなく、ギャモンの方なのかもしれないな。とか、ふと思ったり。
ルークは、なんか違う。良い意味でも悪い意味でもなく。
ともあれ、お話はここで一段落、日本へ帰って学園ものに立ち返るか、と思ったら今度は学園長回ですか素晴らしい。
毎回ほんと、楽しく見ています。春に終わっちゃったら淋しいなあと思っていたけれど、二期も決まって心安らか。
二期は何クールやるのかなあ。
◆amazon link
ファイ・ブレイン 〜神のパズル Ｖｏｌ．3 【初回限定生産版】 [Blu-ray]
ギャモンさんのめぢからにグラグラ来るジャケット。なにげに特典も充実しているんだよなあ……ちょっと欲しいんだよなあ……。この作品のドラマCDは、きっとすごく楽しいものになるんじゃないかなーと思うのですよ。
