ちはやふる#15「つらぬきとめぬたまそちりける」
真っ直ぐで、真っ直ぐなお話。
しみじみ良いですね青春ですね。部活ですね。
千早というヒロイン、太一という影、新という存在。三角関係と呼ぶには、かるたの色が濃すぎる（ってなんだそりゃ）この三人が主軸なわけですが、千早とクイーン、太一と新という対立もまた強く惹きつけるもの。
さらには、部活ものとしての熱気も単独ジャンルとして数えて良いレベルであり、内側にはさらに各人の思惑も含んでおり、と、とにかく贅沢で、それらの要素すべてにおいて妥協していない。
ゆえに、濃密。面白すぎです。
千早とクイーンの対戦は、かるたよりも微妙なゆるキャラ愛の方が気になったりして。いや嘘です普通にかるたの方が気になりますよええ。でも、ゆるキャラを通して育む友情も、いいよね……。
しかし、今回の白眉は、やはり、太一の試合でしょう。
文字通りに触ったら切れそうなほどの真剣試合で、見ていても思わず手に汗握る。
今まで「本気を出しても勝てやしない」と思っていたのが、「たとえそうだとしても、本当の本気を出してから決める」と移行していく。
この爽やかさたるや。
そして、他の部員達の込めた熱気たるや。
アニメになって、原作ではモブっぽさの強かった机くん肉まんくんのキャラとしての厚みが増しているのも嬉しい。
ことに肉まんくんは入部経緯を膨らませたこともあって、いいキャラに育ちすぎです。
こういうサブキャラがきっちりと仕事を果たすと、厚みが桁違いになるんだよねぇ……。
負けで終わりはしましたが、実に清々しく、最後にOPが流れたこともあって、なにやら最終回のような気分になりましたが。
まだまだ続くよ、まだまだ魅せてくれるよ。
もうね、二期もやればいいよね。
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「ちはやふる」オリジナル・サウンドトラック&キャラクターソング集 第1首
サントラはちょっと欲しいな、と思っていたら、キャラクターソングと抱き合わせとか誰得なんですか。サントラの中に紛れ込んでいる、って、どっちかって懐かしい感じもします。むかしむかしの子ども向けアニメだと「うたとおんがく」とか、ありましたっけね……。
