機動戦士ガンダムAGE#14「悲しみの閃光」
ガンダムの通過儀礼、来ましたよ来ましたね。
エターナルフォースブリザード、鬱展開。ヒロインは死ぬ。
ぶっちゃけユリンが最初に登場した瞬間から、いつ来るか次回来るか今回来るか、と、戦々恐々としていた展開でありました。
だから、むしろやっと来てくれて、肩の力が抜けたというか。気が楽になったというか。
だいたい、とどめとして「刺し」に来た時点で、「ああ……」と思っちゃったもんなあ。見え見えすぎるんだよなあ。既視感バリバリ。
ともあれ、盛り上がりました。先週も、これまでと比べて随分と面白いなあと思ったものですが、今週はさらに段違いのレベルで面白かった。お約束展開すぎることによる萎えを除けば。
決戦にして乱戦らしい雰囲気もけっこうしっかり出ていて、ラーガンの男前っぷり(エミリーとの会話部分が無駄に気合いの入った良作画で噴いた。あんなにヌメヌメと動かす必要がどこに!いや見ていて楽しかったけど!)、先週特攻を失敗したひとのえらそうな演説、まあ、いろいろ。いろいろ。
突っ込みどころも少なめで、よしよし。とか言いつつ、最後のいきなり白兵乗り込みは意味が分かりませんでしたが……。
ともあれ、デシル戦にしてユリン戦。
従来のガンダムシリーズでは、「女の子」がモビルスーツに乗っていることにグロテスクさを感じるところですが、この作品の場合、「女」以前に「子ども」であることの方が強く感じられて、さらにグロテスクに見えてしまった気がします。同じ戦場にデシルも居たゆえか、あるいは、ユリンの不思議ちゃんっぷりが設定年齢(15歳)より幼く見えたゆえもあるか。キャラクターデザインが元から幼い絵柄であることも、大きな要因。
いずれにせよ、これは、AGEならではの効果(と呼んでいいのか?)だったのかな、と。
約束された勝利のヒロイン死亡、主人公の殺意覚醒で、とりあえず、盛り上がったことは確実。バルガスが出てくるだけで空気が壊れて盛り下がったことは秘密。
いずれにせよ、次週もまだまだクライマックスのようで(というか第一世代編は何話までなんだろう?)、エミリーとの対話や他クルーの趨勢その他、次回がだいぶ気になります。
とりあえず、楽しめることはいいことだ。
今週は強いられ感があまり無かった。いいことだ。
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HG 1/144 AGE-1T ガンダムAGE-1 タイタス (機動戦士ガンダムAGE)
文字通りの意味で散ってしまったタイタスさん。ありがとういままでありがとう。たくさんのネタをありがとう……。
今回はモビルスーツ戦も迫力有り、作画良好でたいへん楽しめました。EDテロップで作画陣の名前を見て、納得。