未来日記#9「着信拒否」

 恋人宣言キタワァ!と思ったらユッキーまだ内心へたれているじゃないですかやだー。もう覚悟決めちゃえよ!幸せになれよ!

 今回は中学生同士で(日向の父はバックに居るけれど)葛藤したり戦ったり傷つけあったり馴れ合ったり、が、楽しかったです。
 やっぱりなんか同年代同士、同じレベルでのやりとりの方が、自然な気がするというか。
 それぞれの間に結ばれていく微妙な人間関係の糸がまた、刺激的でした。現状では蚊帳の外な高坂の影の薄さが気の毒でしたが、この後、どのような形で巻き込まれていくのかという不安もまた、醍醐味。

 秋瀬と日向の「ゲーム」のやりとりは、なんとも面白かった。予知の力を使いこなせずに振り回される日向と、力を持たずしてそれを利用する秋瀬の好対照。
 全然違いますが、メンタルの勝負、駆け引きというあたりで、なんとなく「カイジ」を思い出したりして。
 秋瀬は日記所有者では無かったわけですが、一般人にしてはいろいろと規格外で、正体はいったい何なのやら。
 今日初めて気がつきましたが、EDのラスト近くで意味ありげに佇んでいるのって、秋瀬……なのかな?日記所有者よりも、ゲームの仕掛け人であるデウス・エクス・マキナに近い存在?でも前回のCパートではムルムルとは初対面だったようだし……うーん。

 後半の圧巻は、何と言っても恋人宣言。これに尽きる。
 それまでひたすら怖かった由乃が、これひとつで可愛らしい恋する乙女の雰囲気になっちゃうところに、なんというか歪んだカタルシスを感じます。心を偽っている雪輝が外道に見えてくる不思議。

 なんとも不穏な来須の言動を見せて、シメ。大人組の動きは見ていてしんどいなあ。いろんな意味で。
 ……あれっ今回はCパート無いのか。ちょっと残念であります。ムルムルをムルムルしたいよムルムル。

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 飛蘭の小気味良いED曲。映像は今後の展開、というよりは、各キャラクターの抱えた想いや背負ったものを絵にしているのでしょうか。
 誰もみな、消えていく。見ていると、なにやら切ない気持ちになります。

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