ちはやふる#10「ゆくもかへるもわかれては」

 今回紹介されたアフレコ現場レポ漫画、先日発売されたBe・Loveで読みました。
 とても好意的な記事で、原作者との関係も良好なのかなぁと思ったり。

 気がつけば試合当日。わりとテンポ早く、ぽんぽんと進んでいきます。
 そして今回もまた部活もの青春王道まっしぐら、初心者が実力不足を痛感し、また、盛り上がる経験者についていけず、いわゆる「拗ねちゃう」お話。
 しかしこのアニメの良いなあと思うところは、困ったちゃんになっちゃう話なのに、机くんに嫌な印象を抱くことは無く、むしろ同情してしまう……感情の動きが素直に追えて、共感できること。
 いずれを悪役にすることもないので、見ている方としては擦れ違いをもどかしく見守るしかなく、だからこそ解決した時にも、ああ、良かったなあ、というカタルシスがとても大きくあります。

 試合シーンも鉄板の出来でした。
 毎度思うことですが、演出の切れ味がずば抜けて良いのですよね、この作品。かるたを飛ばす時の気持ち良さは異常。それと自然物や雑多な「外の音」の効果を用いた演出も、要所で締めてくれる。
 音楽の良さとともに、最も注目すべきポイントかな、と思います。

 次回は予選決勝戦
 ますますキレキレな試合シーンと、それに負けない人間ドラマを、期待していますです。

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クーベルチュール 1 (Be・Loveコミックス)
 原作者・末次由紀の別作品。チョコレート専門店を舞台とした連作短編集。いわゆるハートフル系、なかなかの良作です。
 不定期連載ゆえになかなか続きが出ませんが、一話完結しているのであまり気にはならず。お菓子好き、お店舞台ものが好きな人におすすめ。知人のチョコレートスキーも読んでおりました。

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