ちはやふる#10「ゆくもかへるもわかれては」
今回紹介されたアフレコ現場レポ漫画、先日発売されたBe・Loveで読みました。
とても好意的な記事で、原作者との関係も良好なのかなぁと思ったり。
気がつけば試合当日。わりとテンポ早く、ぽんぽんと進んでいきます。
そして今回もまた部活もの青春王道まっしぐら、初心者が実力不足を痛感し、また、盛り上がる経験者についていけず、いわゆる「拗ねちゃう」お話。
しかしこのアニメの良いなあと思うところは、困ったちゃんになっちゃう話なのに、机くんに嫌な印象を抱くことは無く、むしろ同情してしまう……感情の動きが素直に追えて、共感できること。
いずれを悪役にすることもないので、見ている方としては擦れ違いをもどかしく見守るしかなく、だからこそ解決した時にも、ああ、良かったなあ、というカタルシスがとても大きくあります。
試合シーンも鉄板の出来でした。
毎度思うことですが、演出の切れ味がずば抜けて良いのですよね、この作品。かるたを飛ばす時の気持ち良さは異常。それと自然物や雑多な「外の音」の効果を用いた演出も、要所で締めてくれる。
音楽の良さとともに、最も注目すべきポイントかな、と思います。
次回は予選決勝戦。
ますますキレキレな試合シーンと、それに負けない人間ドラマを、期待していますです。
◆amazon link
クーベルチュール 1 (Be・Loveコミックス)
原作者・末次由紀の別作品。チョコレート専門店を舞台とした連作短編集。いわゆるハートフル系、なかなかの良作です。
不定期連載ゆえになかなか続きが出ませんが、一話完結しているのであまり気にはならず。お菓子好き、お店舞台ものが好きな人におすすめ。知人のチョコレートスキーも読んでおりました。