ちはやふる#6「けふここのへににほひぬるかな」

 地味顔かなちゃんかわいいよかなちゃん。顔は地味だけど胸は(略)……それは、まあ、それとして。

 部活ものの王道、部員ゲットの巻。なんですが、同時に主人公である千早に、ある種の覚醒をもたらすあたり、進行にそつがない。

 このへん、原作をだらっと読んでいる時にはさほど意識しなかったんですが(というか千早には基本的に学習能力が無くてなぁ)、2クールアニメの構成として全体を見回してみると、神がかり的なバランス感覚だなぁと思います。

 千早とともに、奏の解説を聞いているだけでも楽しかったのが、大事なポイント。少女マンガ的演出の美しさにもぴったり合っていて、大仰なほど荘厳なBGMもあり、独自の世界観を打ち出しているなぁと。

 ところでモデルとなった千早、写真になると「駄目」な部分、「残念」な部分がまるっと消えて、普通に超美人になることに笑ってしまった。
 そういう演出もきっちりとおさえてくれる。
 良アニメ化であります。

 ほんと、放映局の少なさと、時間帯が悔やまれる。これ、夕方というか家庭の夕食時に放映してもいいんじゃないの。むしろするべき。

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 改めて原作、読み返したくなってきた。アニメで端折られている部分の確認もしたい。それにつけても表紙の華やかさよ。書店に並んでいても、たいへん目立ちます。
 そして新が表紙になった時は、たいへん驚いたのでした。色調の変化といい、千早以外が表紙になったことといい。