Fate/Zero#6「謀略の夜」
ジルさん、話を聞かない子。思い込んだら一直線、一途な子なのね。何かが違う。
しかしお話を転がすには、こういうキャラクターは重宝するものではあります。マスターである龍之介ともども、実にいやぁなことをするいやぁな存在になっていますが、これもまた必要悪……なのか?
それで粛清対象になっちゃいそうなあたりも、ご愛敬。愛敬なんて生易しいものじゃないですが。
前回の堂々とした顔合わせから一転、各陣営の事情やら、聖杯戦争におけるスタンス、また錯綜する思惑を描いて、渋い回でありました。
切継のホテル爆破には思わず顎はずれかけ。いや……それ……ケイネスさんが不憫すぎないか!?
魔術師の常識にとらわれない人であり、それが強みでもあるキャラクター、とは聞いていましたが。
そしてセイバーとはほんと全然意志の疎通もしないし、行動を共にもしないんだなぁ。
一方、綺礼とアーチャーの会話もまた含蓄があるというか、なにこのひとたち遊んでるの怖いからヤメテ、といった雰囲気。
時臣の立場というか面子は潰れまくっている感もあるし、アーチャー陣営もなにやら不穏。というか、すべてが不穏。
こうして見ると、群像劇だよなぁ。この作品。
各陣営の動きに逐一カメラが振られる感じ。じっくり見て、追いかけて、味わって楽しめるアニメだと思います。
……あっ。なんか物足りないと思ったら、ライダー陣営の出番が無かった。がっかりだ。がっかりしている自分にびっくりだ。
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OPとEDのアニメ盤ジャケットを並べてみたくなったので。OPはミニポスター封入とかノンクレジットOP(DVD)とか、おまけもなかなか豪華。EDはトレーラー映像収録とか。アニメ盤と冠するからには、やはりそれくらいの特典は欲しいですね。