ペルソナ4#5「Would you love me?」

 おお日常回。ここでコミュキャラのサブエピソード消化を入れてくるとは。
 しかしエビ呼ばわりヒドス。そして鳴神くんはさっさと伝達力を上げるべきだと思うのです。鶴ばっかり折ってないで!

 剛毅アルカナのバスケットボール部(一条)と、月アルカナの海老原あい。一挙にふたつゲットの回でありました。

 ここまでダンジョン+戦闘+トラウマ解消回を続けてきていたので、部活動&恋愛のゴタゴタという高校生の日常要素の投入は良いバランス。
 これは多分、原作から持っているペルソナ4の特徴でもあります。戦闘ばっかりじゃないのよ、日常もあるのよ、でもその平凡な日々が己の力になるのよ、っていうね。

 海老原あい、単体ではけっこううんざりさせられるキャラなんですが、純情でひとすじな恋する乙女になった時点ですべて許されてしまうという必殺技。
 一方の一条は、爽やかスポーツマンの爽やか片思いに鈍感属性プラスで、こちらも憎もうにも憎めないキャラクター。原作ではわりと重い設定がくっついているんですが、そのへん、アニメでは触れないのかな。尺的に難しいかな。

 バスケの試合シーンはなにげに見応えがあったし、キャットファイトは笑わせてくれたし、あいに振り回される鳴神の様子も可笑しくて、終始にやにや出来る楽しい回でした。
 仲間内に立ち返ってのCパートも、原作での名シーン「おあげ……」が拾われていて、ファンに優しい。

 視聴者の気持ちを、視聴者がどう受け止めるか、どうしたら喜ぶか、きちんと考えて作っているアニメは好きです。

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 ゲーム版のアレンジミュージック。とは言ってもアニメでもゲーム版のBGMがふんだんに使われているので、ゲームをプレイしていなくても、耳に覚えのある曲が多数あると思います。
 オリコン一位獲得したとか。凄い凄い。でもレビューを見ると、若干微妙っぽそうな……うーん?素直にオリジナルのサントラを買うべきか。