機動戦士ガンダムAGE#4「白い狼」

 なんというスカッと爽やかコーラサワー感。
 っていうかウルフがいいキャラ過ぎてフリットが超絶空気になってしまったんですが、あと登場から一分で死亡フラグ漂っているんですが、跳ね返してくれるのか。どうなのか。

 そんな第4話でした。
 結局この作品って、ガンダムとかあまり考えずに、こまけぇこたいいんだよ精神で、キャラとストーリーのノリと動きを見ていればいいんじゃないかなぁと達観し始めております。
 そういう観点から見ても、ぶっちゃけ第1話の出来はほんと酷かったので呆然としていたわけですが、段々と持ち直してきたように思います。
 普通の「キッズアニメ」「玩具促進アニメ」として見れば、とても良い出来のアニメになってきた。

 っていうかやっぱり脚本は本職に書かせるべきだと思うのね。
 今回は木村暢が書いていましたが、この人、個人的に「ソルティレイ」(シリーズ構成&全話ひとり脚本だった)でだいぶ気に入った、気になっていた脚本家。その後あまり名前は見かけなかったけれども。
 ウルフの会話の面白さは多分にこのおかげかしら。などと、まあ、憶測でしかないのですが。
 しかし本家コーラサワーさんは不死身の異名を取っていたわけですが、ウルフは何だかあっという間に死にそうで、見るのが怖い。
 あれっでも考えてみたら三世代のストーリーなんだから作中のどっかの時間軸で死ぬのはほぼ確実か!だったら華々しく散ってくれたほうがオイシイ!(外道)
 ……えっ?三世代ずっと登場確定?まじで?
(もう情報が錯綜して何が何だか分からない)

 ウルフの好感度が高すぎなのに対して、フリットの存在感と好感度がだだ下がりなのは、だいぶ気になるところです。
 好意的に見れば、やっと子どもらしい、意地っ張り見栄っ張りな部分が出てきた、とも思えるので、ウルフとは仲良くケンカする兄弟分的な関係を築いて欲しいかなあ。
 本来こういう役回りは、友人キャラが荷うべきものだと思うのですが、フリットが老成した性格という設定であることと、友人たるディケがあまりにもアレなモブ顔モブ扱いであることで、どうにも。こうにも。

 というか、今さらですが、同世代のぶつかり合いや友情は描かない方針なんでしょうね。フリット世代においては、それはもう明らか。
 そうすると大人の描き方が大事になるわけですが、はてさて。

 とりあえずウルフが出て来ると面白くなることは確定してしまったので、ちょっぴり次回が楽しみになりました。

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 ジェノアカスタム。あれっなんだか格好良く見えてきたよ?これが中の人補正というやつか!
 ウルフだけで一年戦えるような気がしてきた。うむ。