ベン・トー#3「大盛りチーズカツカレー 1080kcal」

 チーズカツカレー美味しそうだよチーズカツカレー。
 でもカロリー高すぎだよチーズカツカレー。

 ところでこの主人公、ちょっとおかしいくらいに丈夫じゃありませんか。いや作品そのものがちょっとおかしいのは承知のうえなんですが、ギャグマンガレベルの耐久力と治癒力だなあと……。
 焼却炉にダイブして生きているのはおかしいだろう。ああ、おかしいだろう。でもまあいいか。ベン・トーだから。ああ、いいか。

 狼に犬に大猪、それに加えて今回は猟犬という存在の登場。作中でしか通用しない専門用語と概念がどんどん増えていきますが、しかし構造自体は極めてシンプルであるため、戸惑うこともなく、気楽にゆる〜く見ることが出来ます。
 ところで、第3話まで来て振り返ってみると、ここまでの構成が実にしっかりしていることにも気づきます。
 第1話で主人公ほか主要キャラの登場とキャラクター性の説明、インパクトの植え付け、世界観の確立。
 第2話でそれらを強調しつつ反復し、また、見る者が当面欲しいと思える設定情報を提示し、主人公は能動的に動く。
 第3話でここまで見せた情報を下地にした上で、主要キャラのちょっと「ずれた」属性や個性を明かし、さらには別陣営との出会い&主人公の決断により、物語そのものの動機たる「半額弁当への情熱」を確かなものとする。

 一見してアホな作品ですが、そのアホさを力いっぱい楽しんで貰うために、実は細心の注意が払われているのではないか。そう思います。

 なんて、難しいことは考えずとも、のほほーんと見て、全然OK。むしろそれがいい。
 深夜に一服の癒し。ただし腹が減る、注意。そんなアニメ。

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SEGA AGES 2500 シリーズ Vol. 16 バーチャファイター2
 いまからプレイするなら、PS2版が現実的でしょうか。いやセガサターン版も入手は可能ですが、本体の問題として。
 そういえばこんなのあったなあ。SEGA AGES 2500 シリーズ。正直、評判はいまひとつの復刻シリーズでしたが、この作品については、レビューを見る限り、そう悪い出来ではなかった模様。