Fate/Zero#4「魔槍の刃」

 これまでとはうってかわって、ひとつの対決をじっくりと見せる回でした。セイバー対ランサー。好カード。

 聖杯戦争は、真名=切り札=弱点を探ることが鍵になるという認識なのですが、わりと普通に明かしてしまうんだなあという。まあ、あからさまに口に出すことはしていませんが。
 しかし、セイバーはともかくランサーは、日本人にはさほど馴染みは無い……よね?
 ケルト神話にはあまり詳しくは無いですが

 戦闘はまず間合いを測ることが大事であり、その意味においてセイバーの「見えない」剣が有利になるのが描かれていましたが、それにしても剣と槍の対決って、槍のほうが絶対的に強いんじゃないのかなぁ。などと思ってしまうファイアーエムブレム(ヒーローじゃなくて、ゲームね)脳。
 しかし「見えない」ことは、間合いの有利さのみならず、真名を隠す役にも立っているわけだから、一石二鳥か。

 激しい戦闘シーンの連続になるかと思ったら、どちらかというと互いの探りあい、駆け引きの、台詞のやりとりが中心で、要所要所に鋭い動きを差し込む、といった感じの構成でした。
 緊張をはらんだ台詞のやりとり。そして、夜のとばりの中、剣戟の光が美しい。
 それにしてもセイバーさんは迂闊だなあ……。

 まあ、終盤のライダーことイスカンダル様に、カタルシスは全部持って行かれたわけですが。
 ああ格好良すぎるだろうイスカンダル様。へたれすぎるだろうウェイバー君。
 やっぱりライダー陣営が影の(しかし印象としては「明」の)主人公ってことでいいんですかね。

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 アニメ化よりだいぶ先に、サウンドドラマなんて出ていたのか。キャストはアニメ版と同じ。これ大事だよね。キャスト変更は許されないよね。
 なんか、各CD3枚組らしいですよ……?どんだけのボリューム。それはともかく、ジャケット美しいです。ウェイバー美しいです。そこか!