Fate/Zero#3「冬木の地」

 ウェイバー&ライダーが癒し系すぎて生きるのがつらい。
 二週続けて、話のとっかかりに持ってきて、すうっと入り込みやすくするのが、上手いやり方だなぁと思うわけです。
 聖杯戦争という非日常の物語への導入として、感情移入しやすいふたりを便利に使うのは有りですね有り有り。
 終盤、戦闘開始前の緊張の一瞬にもこのふたりの描写を差し込んでくるあたり、もう意図的なものなんだろうな。

 今回もまた濃密な一話でした。良い意味で長い長い。戦闘らしい戦闘は無いものの、緊張感ぎっしり。
 時臣とアーチャーの会話といい、綺礼と璃正、そしてアサシン達の出現といい。いやアサシンどうなってんのどうなっちゃってんのこれ?というか
 それと、切継の病んだ感じがどうにもこうにも。アイリスフィールもイリヤも確かに愛しているはずなのに、こういう位置に自分を置くあたり、困った人であるなぁ。

 先週に引き続き、各陣営の切り取り方が絶妙で、見ていても来たるべき対決へと気持ちが盛り上がります。
 聖杯戦争そのものについても、興味がどんどん高まっていきます。スキルやクラスの特徴について、徐々に明かされていくのも楽しい。思わず、ゲームでやりたい。などと思い、そういえばステイナイトはゲームだった。と思い出す。
 いやルートが決まっちゃっているアドベンチャーゲームや、キャラ性能が固定されている対戦型格闘ゲームじゃなく、シミュレーションRPGとかでやりたいっすよ……基本が一対一だから、どう作ればいいのか、難しそうだけど。

 アイリとセイバーの交流も、ほっと出来るものでした。ふたりの街歩きが映像で見たかったなぁ。
 とか思っていたら、セイバーとランサーの対峙で、次週へ引く。本気戦闘に突入するのでしょうか。どきどきわくわく。
 血湧き肉踊る。けれど怖さもあり。切なさもあり。
 毎回、楽しみです。

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フェイト/ステイナイト[レアルタ・ヌア] PlayStation 2 the Best
 懐かしいstaynight。私はPCゲームの方でプレイしたので、PS2は触っていませんが。アニメと同じキャストでのフルボイス化ということで、声のイメージがいまひとつ合わなくてスルーしたんだよなー。それでもルートの追加とかがあったら手を出したんですが。