青の祓魔師#24「魔神の落胤」

　兄弟の全面対決か、それとも。
　最終回を目前に、熱い展開であります。

　雪男の葛藤のシーンは、なかなかグロくて素敵でした。心の奥に秘めた昏い感情を目の当たりにするシーンのビジュアル化は、アニメの得意技だよな……と、なんとなく思ったり。心象世界を描くには、最適のツールなのかもしれません。

　クライマックスを前に、サブキャラクターにもちゃんとそれなりの役割が振られてあって、ほっと一安心でした。
　あのまま全員で観客＆解説をするのかな、とも思ったので。朴に出番があったのも、ちょっぴり嬉しい。
　せんせいがむだにかっこよかったのは、道を示す大人としての配役を割り振られていたからなんだな……思えばこの作品、きちんとした精神・肉体双方の意味での「大人」キャラクターが少ない。ジャンプ系作品だから、そのへんも全部、少年もしくは青年にやらせちゃうものね。
　雪男がだいぶ持っていってる感もあります。

　それにしてもサタンはいったいどういう心境で居るんだろう。ユリも利用されただけだったのか、と思ったら、普通に懐かしんでいるし、そのわりに息子……しかもユリの生んだ子を、完全に道具としてしか見ていないと言っているし。
　目的は、理想とするところは、何なのか。その部分で、燐とどのように対立するものとなるのか。
　次回、戦い対峙しながら、こたえを導いてくれるのでしょうか。

　兄弟対決に続いて、親子対決。いずれにせよ、切ないものです。

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　イベントDVDを単独で出しちゃうのかい。しかも内容、120分もあるし、初回版仕様有りだし。それだけファンの層が広く、また大きい、ということでしょうか。