青の祓魔師#20「假面(カメン)」
なにやら、ここに来て続々と新キャラが出るあたり……続編制作決定フラグだったら嬉しいんですが。
物語の焦点は兄弟の関係へとシフト。
現時点で、この関係は、若干歪んでしまっていると言わざるを得ないので、ある程度の解決を見せてくれると嬉しい。というか、燐はあくまでも自然体で、雪男が空回っちゃってるだけなんですが。
苦労人だなあ弟。
思えば第一話からずっと、兄弟間の意志の疎通はいまひとつでしたっけ。家族らしいくだけたやりとりはちゃんとありましたが。
うまいなあと思うのは、そのへんです。燐にしても、決して鈍感というわけではなく、うざいキャラにもならず、一途でおひとよしという印象が先に立つのが良い。
しかしネイガウスの再登場は、若干不意打ちでした。いや別に存在を忘れかけていたなんてことは……わりとありますが。仮面の人物の正体も、なんというか予想外だった。悪魔関係よりも人間関係の綾をメインに据える作品なんだなあ。つくづく。
あ、仮面+蜘蛛のコンボはなかなか気持ち悪くて良かった。
いずれにせよ、派手な戦闘になるかと思ったら、案外ウェットな方向に行きそうです。ネイガウスについて、ある程度はっきりさせてくれるといいな。
ラストに登場した人物は、いったいどんな役割を果たすのか。
残り一ヶ月、どのように締めてくれるのか。期待と不安がせめぎあう今日この頃です。
そして二期はあるのだろうか……。
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