青の祓魔師#17「誘惑」
どのへんが「誘惑」なんだろう、と悩んでしまった視聴後。
またまた長いアバンですが、いつぞやとは違って、濃厚に中身の詰まったものでした。
気合いの作画が眩しくて、見終わってすぐに再度アバンだけ見返してしまった。うーん素晴らしい。
引きであった刀の打ち直しと、アマイモンの再度の襲来を、ちゃっちゃとアバンで片付けてしまったわけですが、とにかく作画が良くて(綺麗な絵、という意味ではなく、動きが生きているという意味で。いや今回の場合は絵も綺麗でしたが)見応えがありました。
戦闘にしても、説得力が三割増くらいになる。やっぱりアニメ、ことにバトルものは、作画が良いと見た後の満腹感が増す。
ところで、燐は正体バレしたから、尻尾出しっぱなしなんですか。弱点なのに……踏まれたらどうするんだ。いやむしろ出しっぱなしで耐性をつけるのか? などとどうでもいいところで悶々。
クラスメイトとのぎくしゃくは、真っ向から受け止めてしまう燐の描き方が良かった。こういう場合、逆ギレすると視聴する身はイラッ☆としてしまうわけですが、そのまま受け止めて傷つくと、感情移入度が跳ね上がるという。
判官贔屓というやつですかね。
この作品、燐の言動には、細心の注意を払っていると思えるふしが多々あります。一歩間違うと傲岸不遜な言動になってしまいそうなのに、人の良さ、純粋さを投入することによって、気持ち良く見せてくれる。面白いなー。
子猫丸の件についても、認められるための通過儀礼として必要なイベントだし、カタルシスを与えてくれそうで、むしろ期待なのです。
というわけで燐の方は何も心配していないんですが、雪男に不穏な徴候が。
もとから兄弟ふたりが話の中心に据わっている物語だし、個人的には願っていた展開でもあり。期待しています。
しかし最近、ラストに引きを持ってくるようになっちゃったな。日曜日の締めくくりにフラストレーションがたまるじゃないですかーやだー。
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おお、カレンダー。イラスト格好良い。これは原作版かな。
というかまだ8月だよ! カレンダーとか、そんなに早く今年を終わらせたいのかー!