TIGER & BUNNY#12「Take heed of the snake in the grass. (草の中にいる蛇に用心せよ)」

 毎度タイトルが長いな!

 前回の引きでは、折紙先輩逃げてー! な回の予感だったのに、それはアバンで終わらせちゃうとか鬼畜。
 そして本編、蓋を開けてみたら、タイガーさん逃げてー! な回だったの巻。

 いやはや、いつにも増して盛り沢山な内容でした。
 タイバニの良いところは(短所だと思う人も居るかもしれないけれど)とにかく詰め込みまくったストーリーとエピソード。
 今回も、3話〜4話くらい使ってなお余るほどのエピソードを惜しげもなく投入していて、何度でも見返してしまう(それは既に信者だから)濃密さ。
 フェイクの看破とか、コンビの信頼関係の危機とか、スカイハイ&牛角……もといロックバイソンの戦闘とか、それだけで各々一話使ってもおかしくないもんなー。

 人間関係の摩擦については、やっぱり来たかという予想通りの気持ちと、ここで来るのかという予想外の気持ちが半々。

 ここしばらくのバーナビーのデレは明らかに精神的バランスを欠いたものだと感じていたので、一度全部壊してしまうことは必要だし有るだろうなと思ってはいましたが、それはもう少しかりそめのコンビ関係を築いた後、2クール目にやるものと思っていました。
 1クールのクライマックスに同時に突っ込んでくるとは思わなんだ。びっくり。しかし燃える。

 虎徹が信じろと言っても、信頼に足る結果を出せていないことは事実だし、バーナビーが信じて欲しいと思っても、ここまでの情緒不安定っぷりを見ていたら無理というもので。
 互いに信頼の実績を作ることが必要だけれど、それにはまず無条件に信じて、心を預けることが必要。
 なのに二人とも(実は意外と虎徹も……だと思う)他人に踏み込ませないタイプの言動を見せているのがポイント。

 わかりやすく言えば、ヤマアラシのジレンマですか。

 *おおっと*
 キャラ萌えトークになってきた。軌道修正軌道修正。

 対ジェイク戦。
 とにかくジェイクの能力が不明で、それゆえに戦い方が手探りになってしまうあたり、能力バトルものの様相を呈して来ました。楽しいよね能力バトル。鉄板。
 多数張られた伏線のおかげで、視聴者としてはおぼろげに掴めるものもありますが(突然自分の名前を出してモノローグを始めるこてっさんとか分かりやすすぎるだろう)未だ理解し難い部分も充分に残っていて、解明が楽しみであります。

 戦いの裏で、ジャミングという作戦行動が行われるという展開も、素晴らしく好み。
 タイバニって何かにつけて、ひとつの物事やエピソードに複数の側面を与えてくる、そのへんがやはり見応えがあるというか大人向けを謳って恥じないものになっているんじゃないかと。いや恥じないかどうかは今後どう収束させていくか、にかかっていますが。

 次回が楽しみすぎて、気になりすぎて、Ust視聴デビューしてしまいそうな勢いです。予想と妄想が止まらんですたい。

 ただ、Ust視聴をしたとしても、感想は、MX放映を待って火曜日に書くと思いますが。
 タイバニについては、繰り返し視聴の後に書く、のがデフォなので。

 とりあえずベンさんに期待だ。タクシーの運転手として出てきたのはフラグだと信じる。

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 たまには真面目(?)にBDのリンクでも。
 3巻の店頭予約締切は6/14でしたわよ。