キルラキル#2「気絶するほど悩ましい」

 第一話と比べると、おかしいくらい高いテンションは若干落ち着いて、というかもう「この作品世界における通常のもの」となって、わりと流して見ることが出来るようになりました。
 そこで逆に際立って見えてきたのが「テレビまんが」的な雰囲気。キャラクターデザインや色彩設計から受けるイメージと、緩急激しいリミテッドアニメを存分に生かした刺激的な動き、そして矢継ぎ早に繰り出される瞬間風速瞬間沸騰(いみふめい)なギャグが、そう思わせるのかな。

 笑わせどころはいろいろあって、というか、「視聴者として、キャラクターを天から見下ろして笑う」愉しみがそこかしこにあって。かけあいを楽しんだり、キャラクターに思い入れたりするというよりは、生暖かく見守るスタンスに近いです。私の場合。
 がちゃがちゃ、わいわい。楽しそうにやってるなぁ、と。
 だいたいこの世界、基本的に変人、変態しか居ないですし。遠巻きにそっと眺めて楽しむ、くらいのスタンスで居たい。決してこの世界に入り込みたいとか思わない。良い意味で(←逃げ)。

 などと言いつつ、刹那ごとにアニメらしいアニメとして楽しんでおります。部活動対決行脚でもするかと思いきや、ストーリーそのものが着実に進んでいる感もあって、飽きさせないでくれるし。
 あと、マコかわいい。うざかわいい。これ重要。
 今回の(いや前回もか)扱いはたいがい酷かったですが、この作品の登場人物ってギャグアニメクラスの耐久度を誇っているので、笑って受け流すのが吉、なのかな……と。正直、見ていてあまり気持ち良くはありませんけれど。

 まあ、あんまり深く考えずに。瞬間ごとのギャグと、見事な動きと、なにより楽しそう……楽しくアニメを作っているっぽい雰囲気を味わって、おつきあいしていきます。

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 しかしエンディングで見せてくれる流子の「ふつうの女子高生」な姿には、ちょっとほろりと来ちゃうのよ。まるで違う世界の出来事のようだけれど。
 オープニングよりエンディングの方が好みかな。楽曲としても、映像としても。

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