神のみぞ知るセカイ 女神篇#8「めがみみっくす」

 冒頭、ハクアの告発と拘束で、シリアスに入ります。
 ハクアって頼りになるようで、肝心なところでドジを踏みがちというか、あてになるようで、肝心なところでヘタレ属性発揮というか、だがそれがいいのですよねー。
 それでも、最終的には何とかなる、何とかする、がんばりやさん。というところがいいんですよねー。

 そんな状況は露知らず、の、桂馬と女神たち。
 アポロと桂馬の対話はしっとりとして良い雰囲気(ぶち壊しな桂馬さん織り込み済で)でしたが、ここで大事なのはさらに三日という期限が区切られて強調されたことでしょうか。
 そして、祈りやツキといったものではなくて、実際に事態を動かす。ために動く。桂馬さん有言実行かっこいいです。
 ……はたから見ると、酷過ぎる恋愛ころがし男なんだけど。

 ちひろがとにかくやばいくらい可愛くて、っていうか恋愛発展途上のきゅんきゅんがこれでもかってくらいみちみちと詰まっていて、ちひろ本人の資質というより「恋する女の子の可愛さ」なんだなこれは。とか、考えようによってはちょっと失礼なことを思いましたごめんよちひろ
 PFPの返却お預け状態で、桂馬を誘う様子。微妙に「友達以上」の空気になりつつあるのを察し、ためらいがちに、それでも踏み込んで来る様子。
 好き好きビーム!ではなくて、「意識してる」風情、「意識してることを伝えたい、でも躊躇ってる」感が凄く強くて、その絶妙さたるや。
 なんだかまとまりのない日本語になってきましたが。この「恋する気持ち」の可愛さをプレパラートに乗せたかのように美しく、瞬間を切り取ったさまは、本当に素晴らしい。
 ゆえに、この先の展開がもうひたすら怖いわけですが。

 あまり、傷つかないといいな。
 でも、最後に傷ついてこそ、完成する美しさもあるのかもしれない……な。

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神のみぞ知るセカイ 22 OVA付き限定版 (少年サンデーコミックス)
 やたら耳に残るCMの「かのん100%」はこれで使われたのか。スピンオフ魔法少女もののOVAがついていた限定版。
 魔法少女ものアレンジって、面白い楽しいお手軽……なんだろうな。という邪推もしますけれども。ちょっと昔なら、SFアレンジとか、ロボットものアレンジも有り得たような気がするのですが。パワードスーツ少女アレンジ!いいじゃない?いいじゃない?

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