銀河機攻隊 マジェスティックプリンス#20「宿命の遺伝子」
ああ、生きてた。生きてたのか、チャンドラ。
それはそれで切ない。
空っぽの棺を静かに眺めて、ランディのアレに目を止めて苦笑するあたり、もう。もうもう。
本当に近しい人間が亡くなって、実感はなくて、けれど喪失感はとてつもなく。遺されたことへの悔悟もあるけれど、大人として、先輩として、ただ悲嘆と憐憫に浸るわけにはいかず。
そういった、ただ「かなしい」のひとことだけでは済まされない、しんどいけど、かなしいけど、めんどうくさいけど、せきにんもあるんだよなぁ。生きてるって。おとなのじじょうって。という空気。
……マジェプリという作品の、一番好きなところ。
反面、タマキの素直な反応にも泣けてしまうわけですが。これは子どもとして、後輩として、必要なものだなぁ。
慰めるケイの優しさもまた可愛かった。ふたりで宣伝したあの回で育まれた情、交わされた心が、自然と頭をよぎります。
一方、ドーベルマンの持ち帰った情報を元に、大規模作戦が展開。
残り話数からして、これがクライマックスになるのかなぁ。なんだか全然実感が無いんですが……ほんと、4クール作品のような気がする。もう半年、続くような気がする。
とは言うものの、テオーリアが折衝でも戦闘でも前衛に立つこととなり、また、遺伝子の提供者についてさかさかと明かされたこともあり、物語は確実にラストへと走り始めている模様。
イズルとアサギの真実については、ある程度察してはいましたが(っていうかヒーローズ版では最初からあらかた明かされているし)、シモン司令がパパ。とはっきり言われると、なにやら来るものがありますね。そりゃアサギさんでなくても胃痛になろうってもんです。
で、アサギが分かりやすく悩んで、自分だけで背負い切れずにイズルに話してしまうくだり、「ええっここでこんな簡単に明かすのかよ!?ちょっと大丈夫なのこの話この構成っつうかBDマラソンしているワタシ!?」と思いましたが、十秒で持ち直しました。
おにいちゃん。
おにいちゃん。
おにいちゃんかよ!
ここでオトしてくるのかよ!
……マジェプリという作品の、一番好きなところ。(ふたつめ)
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アニメ 「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」 第2期オープニングテーマ 『PROMPT』
今回のエンディング曲は、カップリングのものなのですね。ぶっちゃけオープニングよりも気に入ったかもしれない。というか、オープニングは、前期のものが印象深すぎて、乗りきれなかったのだけれど。
この二曲入りなら、CDで買っちゃってもいいかも。