ガッチャマン クラウズ#5「Collaboration」

 累まじヒロインだよ累。
 もう累がどのように壊れ、あるいは救われ、あるいは……どうなっちゃうのか、そこに興味がぎっちりと向いてしまっているよ。
 CV:村瀬歩。マジェプリのパトリックといい、あれっ女性が声をあててる?と思ったら男性だったびっくり、という印象しか無かったのですが、今回の演技には感動。今後、注目していきたい声優さんのひとりになりました。

 ふと思いましたが、私としては「Free!」よりもこっちの方が、男女逆転していたらとても見やすかったのかな、と。
 はじめを男性に、清音と累を女性に。あとのキャラクターはまあ、どっちでもいいですが。ベルク・カッツェは……悩むところ!悩みどころ!
 じゃなくて、はじめの理想化されたカリスマ状態は、異性であれば、もっと憧憬を持って眺めることが出来たような気がするのですよ。単純に萌えられるかどうかっていうのは、実はかなり大事なことかも……うん。

 徹底して描かれない、はじめの葛藤や懊悩。どんな育ちと経験をして、こういう人物像が出来上がったのか、ということも。
 全ての事象に根拠や理由を求める、いわゆる因果応報の世界観に基づいた考え方は、現実世界においてはわりと危険なものではありますが(もしかして、それゆえにわざと描いていないのかもしれない?現代の縮図としてのリアル志向ゆえに?)、人物造形の説得力にかかわってくる部分なので、ここをすっ飛ばされると、頭の古くて固い年寄りであるわたくしごときには、たいへん見るのが辛いです。せめてかわかっこいいおとこのこなら萌え燃えパワーで乗り切れたかもしれないのに!(と、台無しにして逃げる)

 まあ、悩める青少年という立ち位置は、累が過剰なほど荷っていますが。
 とりあえず、累きゅんが、ツンツンしつつもあっという間に籠絡されてしまった清音の二の舞にはなりませんように。

 それにしても、あいかわらずリアルを想起させる事件や小ネタが素材として使われていますね。
 ……見終わって、具合が悪くなりました。大仰に言っているわけじゃなくて、本当の話。身体にまでフィードバックしてくるとは思わなかった。
 累と丈と清音のために見続けようとは思いますが、精神衛生上、視聴継続が難しくなる可能性もありそうです。そうなったら申し訳ありません。

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 いやこれ本気で関連商品が無い。無さすぎる。Amazon取り扱いが無いだけで、グッズは出てはいるらしいですけれど。
 未だにBD/DVDの登録が無いのもなあ。というかVAPだから、ひょっとしたらBOX発売の可能性も有り?だとしたら登録が遅いのも納得。

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