ガッチャマン クラウズ#4「Kitsch」

 ベルク・カッツェさんは見ていてたいへんむかつく楽しいキャラでありますね。
 しかし、あまりにも単純に純粋に「悪い奴」すぎて、ちょっと事態を単純にしすぎたきらいもあるので、まだ一癖二癖、あるいは引っくり返しが待っているのではないかと、身構えてしまいますです。

 ……それにしても、ざくざくと無関係の一般人が死んだり怪我したり無実の罪に陥れられたりしまくるアニメだなぁ。これ、私の苦手要素のひとつなんですよね。
 つくづく苦手要素が多いです、この作品。しかし、それを脇にのけて、釘付けにしてしまう力を持っていることは確か。

 前回の引きからのレスキュー成功で始まり、次回への引き含めたレスキュー(とは違うか)失敗で終わる。感情の屹立、集束といい、事件の焦点といい、今回は累が完全に主役を張っていた印象でありました。
 あとは、丈か。しかし丈ってなんとなく、どことなく、いい意味で「脇役」に留まる感があるな。古い記憶による名前補正は多分にあります。
 それにつけてもメガネ公務員バージョンの眼福さよ。丈さん見てるだけで幸せな気がしてきた。どうかどうか、丈だけは、超無敵はじめ時空に呑み込まれてしまいませんように……無理かな。

 一方で、ガッチャマン各個人の立場や、どのような思考と優先順位で動いているか、といったことは少しずつ明らかにされていって、集団主人公ものとしての楽しさがどんどん加わっていきます。
 ことに、丈と清音、清音とはじめ、はじめとうつつ、うつつとO・D 、O・Dとパイマン……というふうに、ふたりずつの組み合わせにした時に、それぞれきちんと味わいのあるコンビとなってくれる。これは強いです。キャラクターの強度、エピソードの強度が、桁違いになる。

 多分これから先、累もまた、しっかりと絡んで来るのだろうな。と思うと、わりとわくわくします。
 SNSによる繋がりが重要視された世界観で、顔を合わせてのキャラクターとキャラクターの会話、繋がりに、わくわく、どきどきするというのも、面白いというか。乙なものというか。
 狙いどころ、狙われどころというか。

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日本テレビ系アニメ 「ガッチャマン クラウズ」オリジナル・サウンドトラック
 相変わらずBDの情報は見当たらないのに、サントラはささっと8月中に発売されるとか、よく分からない商品展開であることよ。
 なにがしか、おとなのじじょうがあるのかなぁ。実写版との兼ね合いとか?違うか。うーむむむ。

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