神のみぞ知るセカイ 女神篇#3「5 HOME」
ヒロインの魅力たっぷり、桂馬の魅力たっぷり、お話はテンポよく、なんやかんやてんやわんや。楽しすぎました。
まず前半、月夜との下校イベントは、無理矢理すぎる三つのFにけらけら受けましたけらけら。
そして歩美・ちひろという身近な等身大クラスメイト二大ヒロインとの下校イベントを、それぞれのキャラクター性をさらに引き出しつつ、一歩ずつ進めていく。
歩美から陸上部属性がすっぽり抜け落ちているのは少々勿体ない気もしますが、ちひろとセットでトランプの裏表のようにくるくると引っくり返し桂馬を翻弄しつつ進めるには、これもまた正解、正道。
どうでもいいけど、ちひろのギター演奏:若木民喜にびっくりした……。
そして、一期・二期での自信満々、完全なる「神」であった頃に比べて、だいぶん人間くさく計算外の事態にあわあわしたり焦ったりする桂馬がまた、見ていてはらはらドキドキおれたちの主人公頑張れ!おれたちの神にーさま頑張れ!と、応援してしまうんだな。
根底に、かのんのため、かのんをこんな目にあわせた罪滅ぼしのため、という動機があるから、このみっともなさ=誠実さということが伝わってきて、心打たれもする。
後半は、攻略されちゃう桂馬さんにヨロメキドキドキ(結との立場逆転は楽しすぎる)でありましたが、何よりも。何よりも何よりも、栞が素晴らしすぎて、俺満腹。大満足。
元から気に入りのキャラということもあり、今回のエピソードの破壊力は、丑三つ時に見ていたというのにひとりで床を転げて(比喩ではなく)腕をぶんぶん振って(椅子に当たりました痛かったです)「ぐおおおおおお」と叫ぶ(さすがに自粛して小声で)レベルでございました。ううう可愛いなあもううう。
痛いことを言いますと、十代の頃の自分に似ているのでついつい感情移入をしてしまう、というのも確実にあります。本の虫。図書委員。口が重く、言いたいことがうまく言えない。けれど思考は饒舌。ノート小説に憧れと幻滅を書き綴る。
……違いといえば、桂馬が現れなかったことと。あんな美少女じゃなくて、むしろキモ(略)だったこと、かなぁ。ああ自爆。痛い痛いよ自爆。
閑話休題。
さすがに無理のある同時攻略で消耗&苦戦中の桂馬ですが、ノーラ登場でさらに事態は混迷するのか、それとも一筋の光明となるのか。
影の薄くなりすぎたエルシィさんとひたすら寝ているかのんちゃんに出番はあるのか。
何にせよ、目が離せない。ほんとテンポアップして面白さ増し増し、楽しんでおります。
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ねんどろいどはエルシィとハクアが発売中ですが、もう今期のヒロイン全員分出しちゃえよって。無理か。無理ですね。じゃあ桂馬だけでも。って尚更無理か。無理ですね。
栞はねんどろいどよりもスケールフィギュアが欲しい……一期BDのパッケージ再現とかあったら、うっかり買ってしまいそう。まじで。