映画『宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン』

 今回も公開初日、第一回上映をば。見てきました。
 大マゼラン到達!劇場到達!
 デスラー様のポスターがお出迎え。

 BDも無事に確保で、ほっと一息。
 製造数が前章までよりも多かったという話を聞きましたが、本当かしらん。

 絵コンテ本の表紙、今回はおっぱいナース真琴さん。TV放映版でにんきばくはつちゅう。

 劇場に辿り着いたら長蛇の列でぎょっとしましたが、限定販売のプラモデル購入者が大半だった模様。
 しかしBDの出足もだいぶ早く、初回上映中に整理券が切れてしまったとか。
 でも、翌日も販売していたんだよなぁ、BD。いろいろと謎です。混乱があったのかな。

 劇場の雰囲気はもはやいつものアレ。
 中高年男性が七割。それ以外の男性が二割。女性・子どもが一割。そんな感じ。
 家族連れも相変わらずで、このへんの独特の雰囲気は楽しいです。隣の人は反応が良すぎて、ちょっと怖かったですけれど……うん。

 さておき、本編。
 見どころはやはり前半、ドメルとの決戦。七色星団戦。
 旧作リスペクトも存分に、各々のキャラクターの活躍、なんといってもドメルとその部下のイケオヤジ格好良さが味わえて、至福でありました。
 今回については、ヤマトもだけれど、ガミラス、ひいてはドメルもまた、「不利な状況」での戦いである……というあたりが、ぐっと来ます。ぐっと。
 沖田とドメル、互いへのリスペクトが美しく。激しい戦いの中、去り行く者も多く。
 文字通りの燃える浪漫であります。

 そして戦闘の陰で進行する作戦。予告でなんとなく予想はついていましたが、これまたお約束ながら、燃えるドキドキする展開でありましてよ。
 伏線の結実っぷりが素晴らしかった。こういう配置で、こういう作戦で、こういう人材投入か、という。

 後半は後半で、だいぶ2199の独自色が濃くなったストーリー展開に、おうおうっと釘付け状態。それとサービスが良すぎでしたサービス。ことに女子の。
 サービスシーンというわけではなくて、あのキャラをここで生かしてくるのか!という感じの。女子キャラが単なるお飾りじゃなく、要所できちんと生きてくるのが上手い。嬉しい。
 ガミラス側のごたごたも表面化(というかヤマト側の知るところに)して、さらなる混迷と、一筋の希望と。
 どんな決着となるのか。落としどころはあるのか。純粋に気になる展開を見せております。

 一番気になるのは、藪くんの行く末ですけれどね!見た人ならきっと分かってくれますよね!どぉーうするのぉー!?

 で、まあ、取り沙汰されている作画。
 ドメル戦に注力しすぎたこと、ラストスパートに向けて唯一、若干手薄にする余地のあったところ、そのへんが理由だと思いますが、21話・22話においては、ロングショットやキャラクターの表情の繊細さが、どうしてもこれまでのこの作品と比べるとワンランク落ちておりました。
 スタッフロールを見ても、総作画監督作画監督作画監督補佐、etc…「作画監督」と名のつく人間が大量すぎて、何が何やら。現場は大変だったんだろうなぁ、と。

 最終章が不安ではありますが……きっと、死力を尽くしてくれることでしょう。でも死んじゃだめよ!アニメーターの皆さん!

 で、映像特典ですが。
 コメンタリ、今回はこのふたり。

 大塚明夫さん&辻親八さん、加えて毎度の総監督。
 ……渋いってレベルじゃねーぞ!?
 実際、トークの内容も重みと歴史が半端なく(当時の話やら大塚周夫さんとの思い出話やら)、こんなコメンタリが聞けていいのか、貴重すぎるだろ!と聞いていて突っ伏すことしばしば。
 いやー、素晴らしかった……こういうのだったら声優のオーコメでも全然OKだわ最高だわ。

 感動、堪能いたしましたです。

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 相変わらず熱いレビューが多いですが、やはり作画に言及しているものも多く。
 
 しかし、七色星団編は通常話数より尺が長かったため、TV放映版は多分カットされるらしいですよ奥さん。劇場もしくはBDで見ないといかんですよ奥さん。誰ですか奥さんってなんとなくですよ奥さん。

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