宇宙兄弟#61「日々人を待つ人々」

 日々人の帰還。
 映像的にもドラマ的にも見応え、見どころがたくさんありました。

 久々に南波両親が堪能できて、楽しかったなぁ。相変わらずの天然っぷりが素敵です。
南波母はいつも通りに可愛かったですが、なにげに「ドッキング」という言葉にこだわる南波父が今回は白眉でしたね、ええ。

 ピコの意外と(?)アットホームというか暖かそうな家庭が出てきたことも、なんとなく嬉しかった。
ネクタイを締める理由、いいですね。大人の男らしい……というか、おっさんらしい格好良さ。ピコらしい格好良さ。ピコが言うからこそ光る。
こういう決め台詞がしっかり決まってくれて、取ってつけた感がほぼ皆無なのが、宇宙兄弟という作品のいいところ。

 一方、帰還の大気圏突入シーンの迫力は、見ているこっちが緊張してしまうほどに臨場感のあるものでした。
作中人物とシンクロし、帰還を見守る気持ちを共有出来た、というカタルシスがとても大きく。
 パラシュートが開いた瞬間は、本当にほっとしたし、ほうっとして見惚れてしまいました。空に咲いた花のよう。
 ピコの気持ちを、無念を糧に、花開いたような。

 しかし、爽やかに終わったはいいものの、予告の不穏さがなぁ。どうにもこうにも。
 それと今回から少々伏線が張られていますが、某キャラクターの先にかかる暗雲も。

 感情の起伏大きく、見ていける。見守ることが出来る。
 いつもながら、地味なのに感情指数の高い作品。であります。

amazon link

宇宙兄弟APOワッペン
 アポグッズは鉄板だなー。宇宙兄弟という作品そのものが、すでに一般化している(……ような気がする、少なくとも深夜アニメよりは)ので、普通につけて歩いても違和感なし、突っ込まれても「宇宙兄弟おもしろいよー」「あーなんか映画になったやつ?」「いやぁアニメもいいんだよー」みたいなやりとりが自然に出来そうであります。そんな妄想。

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村 アニメ感想ブログ