ちはやふる2#21「なこそながれて なほきこえけれ」
個人戦の開始。それぞれの戦い。
団体戦に比べて、多くの場面に視点が振れる都合上、視点キャラとしてぱたぱた走り回ってやけに存在感の増している宮内先生かわいいよ宮内先生。
左手のみで夕部に勝利してしまう千早は、ぱっと見ただけでは凄い主人公補正と思えてしまいそうなところなんですが。
対称に並べなおすこと(脳が理解しやすいってのは千早の純粋単純かるた脳っぷりゆえに更に説得力が増すという)、そして何よりも回想でもって、新から初めて取ったのが左手であったこと……で、見事に納得させられてしまう。
実質の噛ませとなってしまった夕部は、たいへん気の毒ではありましたけれど、潔い態度と性格、千早と似たもの同士というあたりで、キャラクターとしての愛敬はましましに増されておりました。
負けて輝くキャラもいるよ。あるよ。本人としては嬉しくはないだろうけれども。
一方、今回のメインは他に、肉まんくんこと西田と新の対戦。普通に考えて、新の圧勝……ではあるのですが、ここでしっかりと新がリスペクトしているあたりが、見ていて実に気分が良いのですね。そのへんが上手すぎるのですね。
肉まんくんに対してというよりも、瑞沢高校に対して……ひいては、団体戦に対して、ではありますけれど。
そして当の西田にもまた、得るもの、というより、掘り起こされてしまうものがあったわけで。
悔しがる様子もまた清々しい。ずるいくらいに青春しております。
しかしだいぶ引き延ばし感があったなぁ。この個人戦までで2クール終了してしまうことは決定だろうか。
ほんと三期お願いします三期。むしろ完結まで全部。
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おお、なんじゃこりゃ。こういう意外なところからグッズが出ているとは。いや「ちはやふる」グッズというよりは鉄グッズ……か。Nゲージ、ディスプレイ用、塗装が必要なプラ製組立キットということで、難易度・敷居ともに高そうであります。