銀河機攻隊 マジェスティックプリンス#9「開示」
ケイが可愛すぎて呼吸困難になるレベル、ええ、まじで。
やきもちぷんすか状態も可愛かったけれど、帰還後、窓を眺める姿。その表情。
初期のクールというか醒めた様子からは想像もつかないくらい、やわらかい雰囲気で、豊かな感情を見せてくれて、そりゃアサギでなくても意識し始めるってものですよ。えっ。えっ。
ほんのりと。じんわりと。
開示、というサブタイトルの通り、情報開示の回でありました。そして、テオーリアお披露目の回。
序盤でのイズルの通信遮断、緘口令が、見ていてやたらと胃に来たので、チームラビッツの中では情報共有が為されたことが嬉しかった。イズルだけ孤立にならなくて良かった良かった……やっぱり、五人は五人でいてほしい。
ストーリー上、これまで不透明だったり謎だったりした部分が、かなり解消されて、見通しがすっきりしました。
テオーリアは亡命者であったこと。アッシュはウルガルの技術力に拠るものであったこと。イズルとテオーリアにはやはり関わりがあったこと。ついでに、前回のラスト、ジアートがイズルにかけた言葉も。
細かい部分については、まだまだ気になるところもありますが、大筋と全体の構図は明確になったかな、と。
それでいて物語の吸引力が弱まるでもなく、むしろこの先、新たな人間関係のもと、新たな絵が描かれることへの期待感が高まってしまった。テオーリアが表に出てきたことで、ウルガルのあれこれ、ジアートのあれこれ、イズルとはどんな関係があるのか、等々。あらためて気になることがたくさん。
そう考えると、やはりテオーリアがヒロインなんだなぁ。物語の中央に位置する、という意味で。
大きな展開を見せるストーリーの流れに埋め込んで、ケイとアサギの、それぞれのピットクルーとのやりとりが描かれ、前回のスルガ、前々回のイズルに続き、人間関係のミッシングリンク埋めが抜かりなく行われているのも、小気味良い。
加えて、アサギの部屋でくつろぐ四人や、食堂での一連のやりとりでは、元からのこの作品の魅力であるかけあいの楽しさ、ザンネン5のザンネン要素をしっかりばっちり見せてくれました。食堂のお姉さん(仮)改めナトリさんや、オペレーターふたりとの会話シーンを作ってくれたのも嬉しい。イズル、ひいてはザンネン5を気遣って声をかけるオペレーターズまじイケメンですまじ。
スズカゼのイズルに対する態度……厳しく撥ねつけて退出させた後で、表情は見せぬままに飴ちゃんをしゃぶる、とか。そのへんの小さい描写も、ほんとじわじわ来る。
大人が大人として、大人は大人として、葛藤している。それだけでほんとポイントを劇的にあげてしまうのでワタクシ。
今回、戦闘は無かったけれど、スターローズの夜明けのシーンが美しく、ああ、宇宙だなぁ。SFだなぁ。という感慨はしっかり味わえました。傷ついて帰投する艦隊も、戦いの後らしい雰囲気を出していて。
先週のようなクライマックス!見どころ!といった空気は無くても、面白いという意味でのテンションはしっかり持続。満足なのでした。
もうほんとに瑕疵含めて大好きになりつつあるっていう。困っちゃうっていう。サヨナラって(略)
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2巻ジャケ来たわぁ。アサギ・胃痛・トシカズさん格好良いです。アロマがうまいぜ。ゲームが違います。
とりあえず1巻だけ予約してあるわたくしですが、詳細が来ると、ぐぐっと前のめりになってしまう。観念するべきだろうか。