ちはやふる2#17「ふくからに」

 決勝戦。熱戦。
 千早の負傷、というアクシデントは、本人も回想していた通り、奏の退場の経緯を考えると本当に無念で、あってはならないことだったと思うのですが、その逆風を逆手に(ということは順手?)取ってしまうしたたかさをも見せて。
 全員一丸での勝利を目指す。

 しかし、女子ふたりの負傷で男子が気合いを入れなおすシーンは熱くはありましたが、あまり好みではないかな。男子も女子も関係なくないかな、この場合。
 などと言いつつ、そういった、理詰めとは違うところにある熱量も、この作品の持ち味であり長所なのですよね。
 いずれにせよ肉まんくんには奮起していただかねば。ここまでいいところがあまり無かったし。うん。

 そういえば、専任読手のキョコタン役の芹野恵子さん、普通の台詞も上手いな!と思ったら、モノローグ部分はちゃんと声優の大ベテラン・荘司美代子さんがあてていたのですね。
 こういうダブルキャストって、珍しい……のかな?なんとなくミュージカルの吹き替えを連想したり。いずれにせよ、音響へのこだわりの半端なさが、なんとも頼もしい限り。

 ひとつの試合がえんえんと続くあたり、やはりスポ根アニメのノリを連想しますが、ずっと持続する緊張感と、ふと差し挟まれる歌の情景の美しさに、不意打ちのように癒されます。それは多分、試合の最中の千早と同じように。

 美しく、熱く。まだまだ続きます。熱戦に熱中です。

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 全然チェックしていなかった(すいませんすいません)オープニングですが、CD+DVDで、何故か、一期&二期のオープニング映像を収録しています、ですって。良く分からないけれど大盤振る舞いらしいことは把握した。でもDVDだもんなぁ。BDだったらちょっとグラグラ来るんですが。

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