ちはやふる2#15「たごのうらに」

 いよいよ決勝戦
の前に、悲喜こもごも、右往左往、の人間模様を描いて、試合と同等に見応えがありました。

 奏の突き指による辞退ひとつ取っても、筑波の複雑な胸中、宮内の思いやり、さらに転じて「専任読手」という存在のクローズアップ(芹野恵子さんのお声、実に麗しい)に寄せて奏の悔しさと読手への熱い想い、と繋がっていく、二段三段にエピソードが積まれて上がって上がっていく感じが、実にこう小気味良い。
 他にも、机くんもとい駒野先生の予想的中が素晴らしく熱かったり、太一にとっての「集中」と「新」の関係性が強調されたり。

 幕間で描かれた富士崎高校のあれやこれやも、楽しくも興味深く、それぞれに思い入れも育ち。
 ……ところで真琴のCV:斎賀みつきがハマりすぎていて怖い。性別不詳っぷりが見事すぎて恐い。
 CVと言えば、桜沢先生の林原めぐみもほんと素敵でした。冷徹なる指揮官、けれど先まで真っ直ぐに見据える、頼もしい指導者。

 新と詩暢の方には、ヒョロくんというカンフル剤投入で(しかしヒョロくんは地味に熱いところを持っていく良キャラであることよ……)補完怠りなく。
 まあ流石に同じこと、同じ台詞の繰り返しだなって気はしてきましたが、これが詩暢が観戦するきっかけとなった、のか。
 団体戦の何がそれほどまでに新を惹きつけるのか、という一点の興味のみで。

 これまでの対戦相手も観客席に座り、舞台はきっちり整いました。
 全国大会、決勝戦。日本一を決める試合。
 期待が膨らむのみ。毎回クライマックス、毎回面白すぎて泣けそうです、はい。

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小倉百人一首 ベスト
 芹野恵子さんの朗読が収録されたCDであります。ベストと銘打ってありますが、どうやらバージョン替えで定期的に発売しているものらしく、これとは別に2013年度版は5月8日発売予定。しかしあえてこっちのリンクを張ったのは、試聴が出来るから。いいですねぇ試聴が出来るネット時代。

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