コミック『輪廻のラグランジェ 〜暁月のメモリア〜(4)』

 発売直前あたりに書店注文したのに、えらく時間がかかって、今ごろ読みました。
 そして初版。うーむ。部数だいぶ絞ってあったのかなぁ。

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輪廻のラグランジェ~暁月のメモリア~(4)(完) (ヤングガンガンコミックス)

 無事、完結。
 だいたい予想はついたけれど、ほんと「アニメに続く!」な終わり方。それはまあ開始時点から覚悟(……覚悟?)していたことなので。
 イゾかっこいいよイゾ。サヌかわいいよサヌ。

 イゾ、キリウス、アレイ。三人組の掘り下げとしては、ほんと、良作でした。それと、ユリカノがちゃんと血の通った、凛々しくも愛敬のある王女様として描かれていたことも。ヒロインとして、サヌが可愛かったことも。
 ストーリーは、けっこう容赦のないシリアスな展開があり、終わりかたも苦味を残してあり。希望はもちろんあり。
肝心なところでゆるーく落とされてしまうアニメ本編に不満を持った人には、福音でありました。敵味方ともに女子キャラも魅力的だったし。ロボットバトルも、がんばって描いていたし。

 ……不満といえば、ほんと、アニメに繋げてあること。これだけ。
って本末転倒も甚だしいな!

 どうでもいいけどカバー見返しの作者コメントで「会心の表情が描けました」と書いてあって、読みながらついついそのシーンを探しちゃって、いまひとつ集中出来なかった。こういうコメントは、本として手に取って、読み始める前に目に入るところではなくて、あとがきページ(今回はカバー下だったけれど)にでも置いてくれたほうが嬉しいなー。

 ともあれ、タイアップコミカライズ、おつかれさまでした。楽しませていただきました。
 作者の次に繋がることを願って。

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