RDG レッドデータガール#2「はじめての手のひら」

 順調な第二話。この様子だと、原作一冊を三話で消化するのかな。ストーリーそのものはあっさりと薄めなので、まあ、いいペース。
 原作にある登場人物の心の動き、細かい部分の描写が端折られがちなのは少々残念ですが。それは予備知識があるからそう思ってしまうのであって、原作未読であれば、ごく普通に見ていけるのかな。

 とりあえず、深行ですね深行。敵愾心と蔑みを丸出しにした、冷たい態度。そこから手を繋いでくれた、守ろうとしてくれた、デレと呼ぶのもおこがましい微デレ。を、味わおうと思った次の瞬間には、嫌悪を露にしつつ手を振り払ってしまう。
 もうね、昨今激レアクラス、Mじゃなきゃやってられんレベルのツンツンを堪能いたしました。CV:内山昂輝の声がまた、とりつくしまもないクールさを存分に発揮していて、ハマり役すぎる。

 一方の泉水子は、相変わらずのおどおどヒロイン。しかしその怯えにもちゃんと根拠があり(雪政の登場で煙に巻かれましたが)、深行からの扱いとあいまって、痛々しく、応援したくなります。
 また「姫神」の依巫であることが明らかになったことにより、普段のおどおど根暗(って懐かしい単語だな)っぷりとバランスを取りつつ、この先如何にして折り合いをつけて成長していくか、という目標が提示されて、ヒロインにして「主人公」たる立ち位置が用意され、ある意味落ち着いて見る、見守ることが出来るようになった気がします。

 しかし、姫神さまの声優が別に用意されるとは思わなかった……よ……。ピンポイント田中理恵。びっくりだ!美しかったからOK!

 和宮や雪政といった脇を固めるキャラクターの動きも、意味深かつ魅力が強まっており、不穏さと話の成り行きへの期待感を高めてくれます。
 ことに和宮が、本当に不穏というか怪しさMAXなんだけれど、見た目&声の穏やかさ愛らしさ、そしてオープニングへの登場で、正体不明感が半端ないという。これはアニメならではだなー。

 次回、最初のクライマックス。
 たっぷりしっかり、見せてくれることを。

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RDG レッドデータガール (1) (カドカワコミックス・エース)
 こちらはコミック版。なかなかに評判良さげ、というか、現在品切れ中だったり。原作を読むより、手軽にコミックで、という人も居るのかな。
 内容の濃さは、原作とアニメの中間っぽいようです。原作よりも説明や描写は少なめ、けれどアニメよりはだいぶ多い、という感じ?

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