琴浦さん#11「スタンド・バイ・ミー」
今回のヒロインは森谷さんということでいいですか。
なによりもやっぱり、すっきりさっぱり玉砕の失恋シーンがかわいかった。なんか、「失恋する女の子」という属性に目覚めそうです。
失恋してもちゃんと元気、とはちょっと違うか、前向きな部分が感じられるのがいいな、と。
ともあれ、本筋。無謀なる囮作戦の顛末。
前回の引きと予告から、そうなるかなとは思ったんですが、やっぱり室戸くんが庇って怪我をするという展開に。
この作品、女子は精神的に追い詰められる展開が多く、男子はそれを被って肉体的にダメージを負う展開になる、のだな。ううむ。
とりあえず言えることは、がんばれ男の子。女の子は君に救われてるよ。すごく救われてるよ。
しかし室戸くんは明らかに小学生の頃より縮んでいるんですが、どういうことなんですかね……?メガネのせいですかね……?(何が)
いずれにせよ好みなのでいいですけどね!
一連の事件の犯人は、二重人格の月野でありました。
ここでの「犯人の人格」が男性なのも、まあ、あれだな。いろいろ考えちゃうな。
それはともかく。月野が琴浦さんに感じたシンパシー、琴浦さんが月野に感じたシンパシー。重なり合っていくことも出来たはずなのに、月野は、そこから昏い感情が生まれてしまったという。このへんは「琴浦さん」というアニメならではの作風だなぁ、などと思ってしまうあたり、だいぶ訓練されています、ええ。
でも、琴浦さんも、第一話の時点では同種の昏さを持っていたし。未だに引きずって、すべて自分の責任として抱え込もうとするし。
ひとりで抱えてしまうことの危うさ。それを、映し絵のようにして、見せてくれたということかな。
ひとりではない、ひとりではなくなった琴浦さん。そのことの意味を。
事件は無事解決、一筋の希望も残して、なかなか綺麗な結末。
で、次回、最終回は何をするのでしょう……?
なんだかやけにドキドキするよ!
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BD第2巻のジャケット来てますね。商品詳細を見たら、二話収録ながら、コメンタリが二話とも付くって。おや。これは珍しくも嬉しい仕様。もしや全話つくのかな?
つうかコメンタリは全話につけるのが標準になってもいいじゃないっていつも思うわけです。オンエア版との差別化のためにも。