AMNESIA#10「X」
記憶を失う前の主人公は、トーマが好きだった。実は相思相愛!
ええと、過去の主人公ちゃんと、今現在の主人公ちゃんの人格はけっこう別だと思うんですが。いいのか。それでいいのか。
……いいらしい。
というわけで、ハッピーエンドを迎えられるかと思った(というか上記の点は置いとけば事実上のグッドエンドに到達していた気がする)トーマルートから強制退場させられる主人公ちゃんまじ不幸。屋上から投げ落とされるとか、どんだけ不幸。
謎多き人物、ウキョウとの本格的な関わり。おそらくお話は最終局面、ゲームにしても最終ルート。
どんな仕掛けが施されているのか、見ていて素直にドキドキします。
今までは主人公ちゃんが過去へとループし、主人公ちゃんのみが記憶を保持している、と描かれてきたわけですが(要所で登場する際にほのめかしはあったものの)、ここに来てウキョウが「未来であり過去である事象」を知っていることがはっきりしたことにより、ループの主導権は主人公からウキョウに移ったように見て取れます。
過去と現在と未来に軸足をかける人物が、主人公ではなく、ウキョウへと引き継がれた(もしくは、元々そうであった)とも受け取れるもので、なんつうかそういう視点から見ると実にエキサイティングでありました。
それは、言うなれば、プレイヤーの交替。
残すところあと二話。主人公ちゃんに安寧の日々は訪れるのか。
そして、オリオンが役に立つ日は来るのか。ヒロイン巻き込み&付き添い妖精として、プリキュアの妖精達の爪の垢でも煎じて飲みたまえよ君は。
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AMNESIA キャラクターCD ウキョウ&オリオン
キャラクターCD。キャラソンとミニドラマ、まあ妥当なセンで。しかしなんでウキョウはオリオンとのセットなのか。あまりものか?そうなのか?
それにしても、ジャケットイラストの美麗なことよ。オリオンかわいいよオリオン。レビューを見ると、他CDと連動したドラマになっているらしく、そういうサービス精神を持った作品であることは良いなぁと思います。