ささみさん@がんばらない#9「できないんじゃない」
親子喧嘩を仲裁するための道具として便利に使われた玉藻前さんマジ不憫。マジいい面の皮。
いや、いいセンは行っていましたよね、うん。頑張れ次回は頑張れ。次回?
結局、母こと呪々さんは、登場時の印象そのままに、本質は娘を愛し、夫(弟ってとこがまあアレだけど)を愛し、世界のためにちょうがんばっていた、可愛らしくも尊敬すべき人物であったことがはっきりして、なんともほのぼの、後味のよい幕切れというかオチがついたのでありました。
教育上の理由で一度は破った絵を、補修して大切に飾るとか、もうべったべた。エピソードもベタなら、娘へのラブっぷりもベタ甘。だがそれがいい。
しかし、娘に己を仕込んだ母、娘から産まれてくる母、って構図は相当にグロテスクだと思うんですが。肥大化したささみさんも相当。
なのに、今回もまた、全体の軽妙なノリに流されて、すんなりと呑み込んでしまった。
そこがほんと面白いです。グロテスクだったり、倫理に反していたりで、嫌悪の対象とも成り得るものが、つるんすとんと落ちていく感覚。この作品独自の、独特の魅力。
そしてラストに次の展開への布石。
新登場のキャラはまたまた可愛らしいおにゃのこで、なにやら策謀を抱えつつもどこか抜けているっぽい印象があり、愛されキャラっぽいなあという第一印象。
個人的にはその百倍くらい、威圧してみせたお兄ちゃんにメロリンしまくっていましたがね!
ほんとお兄ちゃんの正体バレまでやってくれないか。やってくれるんだろうか。いっそ二期でやるんでもいいのよ。
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パッケージ内容が写真つきで詳細に出ておりますね。2話収録で参考価格(実質の定価)が7,000円か……Amazonで買えば26%引きですが、うーん。一話あたり3,500えん。
限定版特典は、やはりエンディング収録のCDが気になりますね、気になります。やっとまともバージョンが聴けるのか、と。しかし、いっそ全バージョン収録しちゃえばいいのに。